- 「日本では普通」が海外では違うことがある
- 時間の感覚が違って感じられることもある
- 先生との距離感が違って見えることもある
- 授業中に発言することへの感覚も違う
- 友達との距離感にも違いがある
- 「違う」と「間違っている」は同じではない
- 日本のやり方を捨てる必要はない
- 子どもが戸惑ったときは、すぐに答えを与えない
- 文化を一括りにしないことも大切
- 学校のルールも「違いを知る」きっかけになる
- 「合わせる力」だけでなく「考える力」を育てる
- 親が「日本では普通」と言いすぎない
- 親子留学では親も一緒に違いを経験する
- 違いを経験すると「自分の普通」が見えてくる
- 「違い」は子どもの選択肢を増やす
- 「違っていた」からこそ学べることがある
- よくある質問
「日本では普通」が海外では違うことがある
海外の学校に子どもを通わせると、日本では当たり前だと思っていたことが、思ったように通じない場面があります。
時間の感覚。
先生との接し方。
友達との距離感。
服装や持ち物。
授業中の発言。
学校での過ごし方。
こうした違いに、最初は「どうして?」と戸惑う子どももいるでしょう。
でも、その戸惑いは必ずしも悪いものではありません。
「自分が知っているやり方だけが、すべてではない」と気づくきっかけにもなります。
時間の感覚が違って感じられることもある
日本では、時間を守ることや予定通りに進めることを大切にする場面が多くあります。
一方、海外の学校生活では、場面によって日本とは違う時間の感覚を感じることがあります。
予定されていたことが少し変わる。
活動の進み方が当初のイメージと違う。
先生からの案内を待つ時間がある。
こうした経験をすると、日本の子どもは「予定と違う」と感じるかもしれません。
大切なのは、すぐに「どちらが正しい」と決めることではありません。
「この学校では、こういう進み方をするんだ」と知ることも、海外生活の一つの学びです。
先生との距離感が違って見えることもある
日本の学校で慣れていた先生との関わり方と、海外の学校での先生との関わり方が違って感じられることもあります。
子どもが先生に質問する。
先生と会話する。
授業中に自分の考えを伝える。
分からないことをその場で確認する。
こうした行動を見て、「日本の学校とは少し違うな」と感じる保護者もいるでしょう。
子どもにとっても、最初は戸惑うかもしれません。
しかし、先生との関わり方にもいろいろな形があると知ることで、「先生にはこうしなければならない」という一つの固定された考えから少し離れて考えられるようになります。
授業中に発言することへの感覚も違う
海外の学校では、授業中に子どもが質問したり、自分の考えを伝えたりする場面があります。
日本では「先生が話している間は静かに聞く」という感覚を強く持っている子どもなら、最初は自分から発言することに戸惑うかもしれません。
逆に、周りの子どもが自然に発言しているのを見ることで、「自分も話していいんだ」と気づくこともあります。
ここでも、どちらが優れているという話ではありません。
「授業に参加する方法にも違いがある」と知ることが大切です。
英語がまだ十分に分からない子どもが、海外の学校で授業についていくために知っておきたいことについては、こちらの記事も参考にしてください。
👉 子どもが英語を話せないまま海外の学校へ?親子留学で授業についていくために知っておきたいこと
友達との距離感にも違いがある
友達との関わり方も、日本とは違って見えることがあります。
話しかけるタイミング。
遊びへの誘い方。
意見が違ったときの伝え方。
先生への相談の仕方。
子ども同士の距離感。
日本で身につけてきた「友達ならこうする」という感覚が、そのまま相手に当てはまらないこともあります。
そのときに、「相手がおかしい」と決めつけるのではなく、「相手には相手のやり方がある」と考えてみる。
この経験は、海外の学校生活だからこそ得やすいものの一つです。
「違う」と「間違っている」は同じではない
海外生活で特に大切なのが、「違う」と「間違っている」を分けて考えることです。
自分とは違う。
でも、それだけで間違いとは限らない。
この考え方は、子どもにとって簡単ではありません。
自分が慣れてきた方法と違うものを見ると、「こっちのほうが普通なのに」と感じることがあります。
だからこそ、実際の学校生活の中で違いを経験することに意味があります。
「なぜ違うんだろう?」
「この学校ではどうしているんだろう?」
と考えることで、自分の中にあった「普通」に気づくことができます。
日本のやり方を捨てる必要はない
海外の学校に行ったからといって、日本で身につけた習慣を全部変える必要はありません。
挨拶をする。
人に迷惑をかけないようにする。
時間を意識する。
相手の話を聞く。
必要なことを確認する。
こうした大切な部分は、そのまま持っていても構いません。
大切なのは、「日本ではこうする」という考えを持ちながら、「この場所ではどうするのか」も考えられることです。
一つのやり方だけに固執しないこと。
それが海外で暮らす中で身につく柔軟さの一つです。

子どもが戸惑ったときは、すぐに答えを与えない
子どもから、
「なんでみんなこうするの?」
「日本と違う」
「これって変じゃない?」
と聞かれることがあります。
そのとき、親がすぐに「フィリピンだからだよ」と答えて終わらせる必要はありません。
「どう違うと感じたの?」
「日本ではどうしていた?」
「この学校ではどうしているのかな?」
と聞いてみる方法もあります。
子ども自身が違いを整理する時間をつくることで、単なる「海外は日本と違う」という理解から一歩進んで、自分で考える経験になります。
文化を一括りにしないことも大切
「フィリピン人はこうする」
「外国人はこう考える」
と、一つの文化を簡単にまとめてしまうのも注意したいところです。
同じ国の中でも、人によって性格や考え方は違います。
学校によってもルールや雰囲気は異なります。
先生によっても子どもとの接し方は違います。
だからこそ、「海外だからこう」と決めつけるより、「この学校ではこういう場面がある」と具体的に見るほうが、子どもの経験を正確に理解できます。
学校のルールも「違いを知る」きっかけになる
制服や服装、持ち物、授業中の決まりなど、学校ごとのルールにも違いがあります。
日本で通っていた学校では必要だったものが、別の学校では必要ないこともあります。
反対に、日本ではあまり意識していなかったことが、海外の学校では確認事項になっている場合もあります。
だからこそ、入学前や通学開始時に学校のルールを確認しておくことが大切です。
そして、子ども自身にも「なぜこのルールなのか」を考える機会をつくることができます。
「合わせる力」だけでなく「考える力」を育てる
海外の学校生活では、周りに合わせることも必要です。
学校のルールを守る。
授業の進め方を理解する。
先生の指示を聞く。
友達との関係をつくる。
ただ、それだけではありません。
「自分はどう考えるか」を持つことも大切です。
周囲と違うときに、すぐに自分を変えるのではなく、まず状況を理解する。
そして、必要なら自分の行動を選ぶ。
この経験が、「合わせるだけではない適応」につながっていきます。
親が「日本では普通」と言いすぎない
子どもが海外の学校生活に戸惑ったとき、親もつい、
「日本ならそんなことしないよ」
「日本では普通だよ」
と言いたくなることがあります。
もちろん、日本での経験を伝えることは悪いことではありません。
ただ、それを唯一の正解として伝えてしまうと、子どもが目の前の環境を理解する機会を狭めてしまうことがあります。
「日本ではこうだったね。でも、ここではどうかな?」
そんなふうに並べて考えるだけでも、子どもの見方は変わります。
親子留学では親も一緒に違いを経験する
親子留学では、子どもだけが文化の違いを経験するわけではありません。
親も学校とのやり取りや、買い物、交通、生活の中で「日本とは違う」と感じることがあります。
だからこそ、子どもに「違いを受け入れなさい」と教えるだけではなく、親自身も違いに向き合う姿を見せることができます。
「日本ではこうだったけど、ここではこうなんだね」
そんな会話を親子でするだけでも、海外生活そのものが学びになります。
違いを経験すると「自分の普通」が見えてくる
海外で生活すると、それまで意識していなかった日本の習慣に気づくことがあります。
なぜ自分はこう考えるのか。
なぜこのやり方が普通だと思っていたのか。
当たり前だと思っていたことを、一度外から見ることができるからです。
これは、子どもにとって大きな経験です。
自分の考えを持ちながら、別の考え方も知る。
その両方を比較して、自分なりに考える。
海外の学校生活には、そうした経験をする場面があります。
「違い」は子どもの選択肢を増やす
DEECが大切にしている「選択肢教育」という考え方では、最初から一つの正解を決めるのではなく、複数の考え方や方法を知ることを大切にしています。
海外の学校で「日本の常識と違う」と感じる経験も、その一つです。
日本ではこうする。
この学校ではこうする。
では、自分はどう考えるのか。
必要なら、どの方法を選ぶのか。
そんなふうに考えられるようになることは、英語力とは別の意味で、これからの子どもの力になっていきます。
「違っていた」からこそ学べることがある
海外の学校で、日本の常識がそのまま通じないことがあります。
最初は戸惑うかもしれません。
でも、その経験を「失敗」や「不便」だけで終わらせず、「なぜ違うのだろう」と考えてみる。
そして、自分の中にあった「普通」にも目を向けてみる。
そうすると、海外生活は単に英語を学ぶ場所ではなく、ものの見方を広げる経験にもなります。
違いを知る。
相手を知る。
自分を知る。
そして、自分なりに考えて選ぶ。
それも、親子留学で子どもが経験できる大切な学びの一つです。
海外で「当たり前」が違うことを知り、自分なりに考えて選ぶ経験は、留学中だけで終わるものではありません。
そうした経験が帰国後の子どもの視野や考え方、これからの選択肢にどうつながっていくのかについては、
親子留学の本当の価値は帰国後にある?|子どもの視野と選択肢が広がる理由 も、ぜひ参考にしてください。
よくある質問
Q. 日本と違うことが多いと、子どもが混乱しませんか?
最初は戸惑うことがあります。ただ、その違いを一つずつ理解していくことも海外生活の経験です。分からないことは先生や周囲に確認しながら慣れていくことができます。
Q. 日本のルールと違ったら、どちらを正しいと考えればいいですか?
必ずしもどちらか一方を正解にする必要はありません。それぞれの環境にどのような考え方やルールがあるのかを理解し、状況に応じて考えることが大切です。
Q. 子どもが「日本のほうがいい」と言ったらどうすればいいですか?
まずは、何が日本と違うと感じたのかを聞いてみるとよいでしょう。「なぜそう感じたのか」を整理することで、単なる不満なのか、本当に困っていることなのかも見えやすくなります。
Q. 親は文化の違いをどこまで説明すればいいですか?
すべてを親が説明する必要はありません。子ども自身が気づいた違いについて、一緒に考えるくらいでも十分です。安全や学校の重要なルールなど、必要な部分は親が確認しておきましょう。
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