CASE 06

ドゥマゲッティの海岸で、美しい山と海を見つめる、子供二人と母親の後ろ姿

短期留学から、家族で移住へ
「日本だけにとらわれない」という選択をした親子

最初にドゥマゲッティを訪れたのは、中学1年生の女の子とお母さんでした。

最初の滞在は1か月未満。

そのうち約2週間、現地の学校へ短期通学をしました。

このときは、別のサポート会社を通しての留学でした。

まだ、この時点で「移住する」と決まっていたわけではありません。

まずは実際にドゥマゲッティで暮らし、学校へ通い、街の中で生活してみる。

そんな短い海外生活から、この親子の新しい選択が始まりました。

「思った以上に快適な町でした」

実際にドゥマゲッティで過ごしてみて、お母さんが話していたのが、

「思った以上に快適な町だと思った」

ということでした。

特に、実際に暮らしてみることで、治安や環境についての不安が少しずつ安心に変わっていったようでした。

海外の街について、インターネットなどから情報を集めることはできます。

でも、実際にその場所で暮らしてみなければ分からないこともあります。

街を歩いてみる。

学校へ通ってみる。

買い物をしてみる。

毎日の生活を経験してみる。

そうした中で感じた「ここなら暮らせるかもしれない」という感覚は、実際に現地へ来たからこそ得られたものだったのだと思います。

「日本だけにとらわれたくない」

そして、お母さんは子どもとのこれからについて、いろいろと考えていました。

日本という環境だけにとらわれたくない。

今の日本は窮屈に感じる。

子どもにとって、本当にこの環境だけでいいのだろうか。

そんな思いを持っていました。

特別な学歴を身につけることだけを考えるのではなく、若いうちに、心の教育にも良い環境を選びたい。

そういう考えを聞いたことを覚えています。

もちろん、これは一つのご家庭の考え方です。

誰にとっても海外が良いということではありません。

ただ、このお母さんは、子どもの将来を考えたときに、日本だけを選択肢にするのではなく、実際に別の環境を経験させてみたいという思いを強く持っていました。

短期留学が「移住」という選択につながった

最初は、短期間の留学でした。

しかし、実際にドゥマゲッティで過ごしてみたことで、

「ここで暮らしてみる」

という選択肢が現実的なものになっていきました。

そして、この親子は移住を決めました。

前回の留学を担当していたサポート会社は、現地にスタッフがいませんでした。

そのため、移住を決めて再びドゥマゲッティへ来ることになった際に、私のところへ紹介が来ました。

ここから、DEECとしてこのご家族に関わることになりました。

学校と住む場所を決める

移住後、私がサポートしたのは、主に学校への入学手続きと住む場所探しでした。

学校については比較的早く決まり、入学手続きも進めることができました。

アパートについても、比較的早く見つかりました。

部屋が見つかるまでの約2週間はホテルで過ごしましたが、最終的に見つかったアパートは家具付き。

そのため、引っ越しも比較的スムーズだったと聞いています。

海外移住というと、とても大掛かりなことのように感じます。

もちろん、実際には考えなければならないこともたくさんあります。

でも、学校と住む場所が決まり、そこでの生活が始まってしまえば、少しずつ「暮らし」になっていきます。

親子でドゥマゲッティの町中を探索する様子の画像

「新しい環境を生きてみたい」という意思

このお母さんと話していて、私が強く感じたことがあります。

それは、「全く新しい環境を生きてみたい」という意思でした。

現在の日本や、これからの日本に対して、強い不安や不満を持っている方でした。

だからこそ、これまでとは違う環境を選び、実際にそこで生活してみる。

それは、簡単な決断ではありません。

もちろん、新しい環境を選ぶことにはリスクもあります。

思っていたようにならないこともあります。

それでも、人によっては、その一歩が大きな未来につながることもある。

私は、このご家族を見ていて、そんなことを感じました。

「ちょっとした娯楽」ではなく、将来の選択肢を増やす経験

海外へ行くというと、旅行や娯楽として考えることもできます。

もちろん、それも大切な時間です。

でも私は、あえて経費をかけてでも、将来の選択肢を増やすための体験をしてみることにも意味があると思っています。

短期間でもいい。

実際にその場所へ行ってみる。

そこで生活してみる。

自分の目で見て、自分の身体で感じてみる。

すると、それまで頭の中にしかなかった選択肢が、現実のものとして見えてくることがあります。

この親子にとっても、最初の短期留学は、単なる短期間の海外経験ではありませんでした。

その経験が、その後の「家族でここに暮らしてみる」という選択につながりました。

その後、一度日本へ帰国することに

その後、この親子は子どもの持病の影響もあり、少し前に日本へ帰国することになりました。

海外移住を決めたからといって、何もかもが予定通りに進むわけではありません。

家族の健康や生活など、その時々の状況によって、選択は変わっていきます。

それもまた、実際に海外で暮らしてみるということなのだと思います。

それでも、最後にお別れするとき、

「また会いに来ます」

と言っていただきました。

その言葉は、今でも覚えています。

とても嬉しかったです。

短期留学でも、未来の選択肢になり得る

このケースを通して私が感じたのは、短期留学にも大きな意味があるということです。

最初から人生を変えるような大きな決断をする必要はありません。

まず少しだけ、違う場所で暮らしてみる。

実際に経験してみる。

その上で、

「ここで暮らすのもいいかもしれない」

「やっぱり日本がいい」

「子どもには別の環境も経験させてみたい」

それぞれの家族が、自分たちの答えを考えればいい。

大切なのは、頭の中だけで考えるのではなく、実際に体験してみることなのかもしれません。

DEECから

新しい環境を選ぶことには、もちろんリスクがあります。

だからこそ、私たちは「海外へ行けばいい」と簡単に勧めるつもりはありません。

ただ、短期間でも実際に海外で暮らしてみることで、それまで知らなかった環境を知り、家族の将来について考えるきっかけになることがあります。

この親子にとって、最初の短期留学がまさにそうでした。

そして、その経験から一度は家族で移住するという選択をされました。

今は日本へ戻られていますが、最後にいただいた、

「また会いに来ます」

という言葉が、私にとってこのケースを象徴する言葉になっています。

海外で暮らすことが、すべての人にとって正解とは限りません。

それでも、一度実際に経験してみることで、人生の選択肢が一つ増えることはある。

この親子との出会いを通して、私はそんなことを感じました。

海外での親子留学移住について、まずはお気軽にご相談ください

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