親子留学で得たいものを3つに絞るなら?|家族で目的を言葉にする方法

親子留学で得たいものを3つに整理し、家族で目的を話し合っている様子を表現した画像 ドゥマゲッティ留学

親子留学を考え始めると、「英語を身につけてほしい」「海外で生活させてみたい」「子どもに自信をつけてほしい」など、いろいろな希望が出てくると思います。

どれも大切なことですが、最初から目的をたくさん並べてしまうと、留学先や期間、学校を選ぶときに迷いやすくなります。

そこで一度、「今回の親子留学で得たいもの」を3つくらいに絞ってみる方法があります。

これは、3つ以外を諦めるという意味ではありません。

家族が今回の留学で特に大切にしたいことを整理するための方法です。

なぜ「3つ」に絞ると考えやすくなるの?

親子留学には、英語、学校生活、海外生活、異文化体験、親子の時間、子どもの自立など、さまざまな価値があります。

そのため、「全部経験させたい」と考えるのは自然なことです。

ただ、目的が増えすぎると、今度は「では、どの国がいい?」「何か月行けばいい?」「学校はどう選ぶ?」という判断が難しくなります。

たとえば、

「英語力を伸ばしたい」
「海外経験をさせたい」
「子どもに自信をつけてほしい」
「親子の時間も大切にしたい」
「日本とは違う教育を経験させたい」

と5つ、6つと目的が並んでいたとします。

これを一度整理して、

「英語」
「海外生活」
「子どもの自立」

の3つにしてみるだけでも、家族が何を大切にしているのかが見えやすくなります。

まずは思いつく目的を全部書いてみる

最初から3つに絞ろうとする必要はありません。

まずは家族それぞれが、親子留学で経験してみたいことを書き出してみます。

子どもに経験してほしいこと

たとえば、

・英語を使ってみたい
・外国の友達を作ってみたい
・海外の学校に行ってみたい
・自分でできることを増やしたい
・日本とは違う生活を経験してみたい
・新しいことに挑戦してみたい

などです。

ここでは「正しい目的」を探す必要はありません。

子ども自身が「やってみたい」と感じていることも、大切な材料になります。

親が期待していること

親側にも、

・英語に慣れてほしい
・海外を身近に感じてほしい
・自分から行動する経験をしてほしい
・親子で普段とは違う時間を過ごしたい
・子どもの新しい一面を見てみたい

など、さまざまな希望があります。

子どもの希望と親の希望が完全に同じでなくても問題ありません。

むしろ、違いが分かることで「今回の親子留学では何を大切にするのか」を話し合いやすくなります。

3つに絞るときは「目的」と「手段」を分ける

ここは少し注意したいところです。

たとえば、

「フィリピンに行く」
「ドゥマゲッティの学校に通う」

というのは、目的というより手段です。

その先に、

「英語を使う経験をしたい」
「海外で生活してみたい」
「子どもが自分で行動する経験をしたい」

という目的があります。

目的と手段を分けて考えると、留学先を決める前に「そもそも何を経験したいのか」が見えやすくなります。

目的①「英語」を選ぶ場合

「英語を使えるようになってほしい」という目的は、親子留学ではよくあるものです。

ただし、「英語力を上げる」とだけ考えるより、

「英語を使って人と話す経験をしてほしい」
「英語を使うことへの抵抗を減らしたい」
「学校で英語を使う環境を経験してほしい」

など、もう一段具体的にしてみると分かりやすくなります。

同じ「英語」という目的でも、求めている経験によって学校や期間の考え方は変わってきます。

目的②「海外生活」を選ぶ場合

海外生活を経験することも、親子留学の大きな目的の一つです。

学校へ行くだけではなく、

買い物をする。
食事をする。
街を歩く。
現地の人と話す。
日本とは違うルールの中で生活する。

こうした毎日の経験も、子どもにとっては学びになります。

「海外旅行をする」のではなく、「海外で生活してみる」。

その違いを経験してほしいのであれば、学校だけでなく生活環境そのものを目的の一つとして考えることができます。

親子留学で得たいものについて、子どもを中心に家族で話し合い、英語・海外生活・子どもの成長という目的を整理している様子。

目的③「子どもの成長」を選ぶ場合

「子どもに自信をつけてほしい」という目的もあるでしょう。

ただ、親が「自信をつけさせる」と決めるより、

「自分で考えて行動する経験をしてほしい」
「分からないことを自分から聞いてほしい」
「失敗してもやり直す経験をしてほしい」

というように、どんな経験をしてほしいのかに置き換えてみると、目的が具体的になります。

海外では、日本にいるときには親が先回りしていた場面でも、子ども自身が考えなければならない場面が出てくることがあります。

その小さな積み重ねが、結果として子どもの変化につながることがあります。

「親子の時間」も立派な目的

親子留学では、子どもだけではなく親自身にも普段とは違う経験があります。

日本では学校、仕事、習い事、家事など、それぞれの生活があります。

海外で一定期間一緒に暮らすことで、

「子どもとこんなに長く一緒に過ごすのは久しぶりだった」

と感じる家庭もあるでしょう。

だから、

「親子で一緒に経験すること」

を目的の一つにしても構いません。

英語や成績のように数字で測れるものだけが、親子留学の目的ではありません。

3つを選んだら「なぜ?」をもう一度考える

目的を3つに絞ったら、最後に一つずつ、

「なぜ、それを大切にしたいのか?」

を考えてみます。

たとえば、

「英語」

「英語を使うことを怖がらなくなってほしい」

「海外生活」

「日本と違う環境でも生活できる経験をしてほしい」

「自立」

「自分で考えて行動する経験をしてほしい」

というようにします。

ここまで具体化すると、単なる「留学したい」という気持ちから、家族として「何を経験したいのか」という話に変わってきます。

目的が決まれば、留学先や期間も考えやすくなる

目的を整理すると、その後の判断もしやすくなります。

たとえば、

「短期間でも海外生活を経験したい」

のであれば、長期留学だけが選択肢ではありません。

一方、

「学校生活の中で英語を使い、自分で行動する経験を増やしたい」

のであれば、学校生活を含めた一定期間の滞在を考える必要があるかもしれません。

つまり、

「どこへ行くか」

から始めるのではなく、

「何を経験したいのか」

から考える方法です。

目的が整理できたら、次は家族で「どのくらいの期間なら無理がないか」「子どもはどう感じているか」など、具体的な条件について話してみることも大切です。

親子留学を決める前に家族で確認しておきたいことを整理したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

DEEC 「親子留学を決める前に家族で確認したい20の質問|行く前に話しておきたいこと」  も参考にしてください。

3つに絞っても、全部を得られるわけではない

ここも大切です。

目的を3つにしたからといって、その3つが必ず実現するとは限りません。

英語力が思ったほど伸びないこともあります。

子どもが最初は学校生活に慣れないこともあります。

親が期待していた変化が、帰国するまで見えないこともあります。

だからこそ、

「この3つを達成させなければ失敗」

とは考えないほうがいいでしょう。

親子留学は、計画どおりに進まない経験も含めて、子どもと親が海外で過ごす時間です。

家族に合った「3つ」でいい

親子留学の目的に、正解はありません。

ある家庭では、

「英語」
「海外生活」
「友達」

かもしれません。

別の家庭では、

「親子の時間」
「自立」
「異文化体験」

かもしれません。

さらに、

「子どもがやってみたいこと」
「親が大切にしたいこと」
「家族で経験したいこと」

を組み合わせてもいいでしょう。

大切なのは、他の家庭と同じ目的を設定することではありません。

「私たち家族は、今回何を大切にしたいのか」

を言葉にしてみることです。

親子留学は「何を得るか」から考えていい

親子留学を考えると、つい、

「どこの国がいい?」
「どこの学校がいい?」
「何か月がいい?」

という具体的な情報から集めたくなります。

もちろん、それらも大切です。

でも、その前に、

「今回の親子留学で、家族として何を経験したいのか」

を考えておくと、情報に振り回されにくくなります。

3つに絞るというのは、選択肢を狭くすることではありません。

むしろ、自分たちに必要な選択肢を見つけやすくするための整理です。

DEECが大切にしている「選択肢教育」も、何か一つの答えを押しつけることではありません。

親子留学をすることも、しないことも、その中で何を大切にするかも、ご家庭によって違います。

だからこそ、まずは家族で「今回、何を経験したい?」と話してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

親子留学で何を得たいのかを考えるときは、英語力だけに絞るのではなく、子どもの経験や家族の時間なども含めて、自分たちが大切にしたいことを整理しておくことが大切です。

DEEC 「親子留学を考え始めたら、最初に家族で決めたいこと|目的より先に整理する5項目」   も参考にしてください。

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