ドゥマゲッティで子育てすると「時間の感覚」は変わる?
ドゥマゲッティで子どもと暮らしていると、日本にいた頃とは少し違う「時間の流れ」を感じることがあります。
もちろん、学校の時間や約束の時間など、守るべき時間はあります。毎日がのんびりしていて、何をしても時間に追われない、というわけでもありません。
ただ、長くフィリピンで暮らしている私自身が感じるのは、「時間を細かく管理する」ことよりも、「その日の流れに合わせて暮らす」ことを意識する場面が増えたということです。
特に子どもと一緒に暮らしていると、この違いを感じることがあります。
今回は、生活費や交通事情といった具体的な生活情報ではなく、少し違った角度から、ドゥマゲッティで子育てをする場合の「時間の使い方」について考えてみたいと思います。
予定を詰め込みすぎない生活を考えるようになる
日本で暮らしていると、学校、習い事、仕事、買い物、病院など、一日の予定をかなり細かく組むことがあります。
私自身も、日本にいた頃は「この時間までにこれを終わらせる」という考え方を自然にしていました。
ところが、フィリピンで長く暮らしていると、少しずつ考え方が変わってきます。
もちろん、予定を立てること自体は大切です。
ただ、すべてを予定表どおりに動かそうとすると、かえって疲れてしまうことがあります。
特に子どもが一緒の場合は、「予定どおりに進まないこと」も生活の一部として考えておいたほうが、親子ともに気持ちが楽な場合があります。
「予定を減らす」という選択肢
例えば、午前中に学校へ行き、午後は買い物、その後に別の予定を入れる。
これも可能ですが、そこにさらに予定を詰め込んでしまうと、子どもが疲れてしまうことがあります。
私なら、最初から少し余裕を持たせます。
「今日は学校と買い物だけ」
それくらいでもいいのではないかと思います。
海外生活というと、せっかく来たのだからいろいろ経験しようと考えがちですが、実際に暮らすとなると、毎日が観光ではありません。
普通の日を普通に過ごすことも、親子留学の大切な時間だと思います。
「移動する時間」も一日の一部として考える
ドゥマゲッティで生活する場合、学校や買い物などで移動する時間があります。
日本と同じように「移動は単なる空白時間」と考えると、少し違和感を持つことがあるかもしれません。
子どもと一緒に移動していると、途中で街の様子を見たり、店を眺めたり、ちょっとした会話をしたりすることがあります。
私自身、こうした何気ない時間を長く暮らしているうちに、以前ほど「無駄な時間」と考えなくなりました。
移動中にも子どもとの会話が生まれる
例えば、道を走っているときに、子どもが「あのお店は何?」と聞いてくる。
「今日は何を買うの?」という話になる。
街を見ながら、「日本と違うね」と話すこともあるでしょう。
こうした時間は、学校の授業のような「勉強」ではありません。
でも、海外で生活しているからこそ生まれる会話でもあります。
移動そのものを急いで終わらせるのではなく、親子で過ごす時間の一部として考えてみると、同じ時間でも感じ方が変わってきます。
子どもとの会話に使う時間が増えることもある
ドゥマゲッティで暮らしていると、日本での生活と比べて、家族で一緒に過ごす時間を意識することがあります。
もちろん、家庭によって生活スタイルは違います。
海外に来たから自然に親子の時間が増える、という単純な話でもありません。
ただ、生活の中に「親子で一緒にいる時間」を組み込みやすい環境をつくることはできます。
特別なことをしなくてもいい
私が大切だと思うのは、何か特別な体験を毎日用意することではありません。
一緒にご飯を食べる。
買い物に行く。
今日学校で何があったのか聞く。
街を歩きながら話す。
それだけでも十分です。
むしろ、こうした何気ない時間の中で、子どもの表情や変化に気づくことがあります。
親子留学を考えるとき、「子どもに何を経験させるか」という視点はもちろん大切です。
でも同時に、「親子でどんな時間を過ごすのか」という視点も、一度考えてみてもいいのではないでしょうか。
「何もしない時間」も悪くない
海外生活というと、せっかく海外に来たのだから、毎日いろいろな場所へ行ったほうがいいと思うかもしれません。
私自身も、最初から今のような感覚だったわけではありません。
長くこちらで生活していると、何もしない時間があることにも、だんだん慣れてきます。
家でゆっくりする。
子どもが遊んでいるのを見ている。
一緒にテレビを見る。
少し昼寝をする。
そんな時間も、暮らしの中では大切です。

「何かをする」ことだけが経験ではない
子どもにとっては、知らない街で普通に暮らしているだけでも、日本とは違う経験になります。
聞こえてくる言葉。
街の匂い。
食べ物。
人との接し方。
学校から帰ってきた後の過ごし方。
そうした日常そのものが、海外生活では一つの経験になります。
子どものペースを見るようになる
親として海外生活を始めると、どうしても「せっかく来たのだから」と思ってしまいます。
英語を学ばせたい。
いろいろな場所を見せたい。
友達を作ってほしい。
海外ならではの経験をさせたい。
どれも自然な気持ちだと思います。
ただ、子どもには子どものペースがあります。
親が「今日はこれをしよう」と思っていても、子どもは疲れているかもしれません。
逆に、親が休みたい日に、子どもは元気いっぱいということもあります。
私自身、子どもとの生活では、予定そのものよりも、その日の家族の状態を見ることが大切だと思っています。
「今日はやめておこう」も選択肢
予定していた場所に行くのをやめる。
外食をやめて家で食べる。
早めに帰る。
何もしない。
こうした変更を「失敗」と考えないことです。
海外生活では、計画を柔軟に変えることも、家族を守るための一つの方法だと思います。
忙しさが減るとは限らない
ここは誤解してほしくないところです。
ドゥマゲッティに来れば、必ず時間に余裕ができるわけではありません。
学校の準備もあります。
子どもの送り迎えもあります。
買い物や家事もあります。
仕事をしながら親子留学をする家庭であれば、仕事の時間も必要です。
つまり、海外に来たからといって、自動的に「ゆったりした生活」になるわけではありません。
大切なのは「忙しさの量」だけではない
私が長く暮らしていて感じるのは、忙しさそのものよりも、「何に時間を使っているのか」を意識することのほうが大切だということです。
同じ一時間でも、家族と話す一時間と、何かに追われながら過ごす一時間では、感じ方が違います。
だからこそ、ドゥマゲッティでの生活を考えるときには、「日本より暇になるのか」という考え方だけではなく、「家族でどんな時間を過ごしたいのか」と考えてみるといいと思います。
「時間の余白」を作るという考え方
子どもとの海外生活では、予定と予定の間に少し余白を作っておくことが大切です。
例えば、午前中に学校が終わったら、午後の予定を一つだけにする。
買い物の後に、すぐ次の予定を入れない。
週末のどちらかは、特に予定を決めない。
そうすると、子どもが「ちょっと休みたい」と言ったときにも対応できます。
余白があると、予定外のことも楽しめる
予定を詰め込んでいると、途中で面白いものを見つけても、立ち止まる余裕がありません。
でも時間に少し余裕があれば、「ちょっと見てみようか」と寄り道することもできます。
私は、こういう予定外の小さな出来事こそ、海外で暮らしているときには意外と記憶に残るものだと思っています。
時間の使い方は、家族ごとに違う
もちろん、すべての家庭に「ゆっくりした生活」が合うわけではありません。
たくさん予定を入れたほうが楽しい家庭もあります。
スポーツや習い事を積極的にしたい子どももいるでしょう。
親が仕事をしながら生活する場合には、ある程度きっちり予定を組む必要もあります。
だから、「ドゥマゲッティではゆったり暮らすべき」という話ではありません。
大切なのは、自分たち家族にとって無理のない時間の使い方を見つけることだと思います。
「時間がある」ことより「時間をどう使うか」
ドゥマゲッティで暮らすことを考えるとき、「日本より時間があるのか」という質問をすることがあります。
でも、私はそれだけでは判断できないと思っています。
生活していれば、忙しい日もあります。
予定が重なる日もあります。
思ったように進まない日もあります。
それは日本でも同じです。
違うのは、そうした日々の中で、自分たちがどのような時間を大切にしたいと思うか、という部分なのかもしれません。
私自身、フィリピンで長く暮らしてきて、「時間を無駄にしない」という考え方だけではなく、「余白があることにも意味がある」と思うようになりました。
ドゥマゲッティで暮らすなら「余白」も生活の一部に
親子留学を考えると、どうしても学校や英語、住む場所、費用など、具体的な条件に目が向きます。
もちろん、それらは大切です。
ただ、実際に暮らし始めると、毎日の小さな時間の積み重ねも無視できません。
朝起きて、学校へ行く。
子どもと移動する。
買い物をする。
家に帰って一緒にご飯を食べる。
そして、何もしない時間を過ごす。
こうした普通の一日をどう感じるのか。
私は、そこに海外生活の本当の部分があると思っています。
まとめ|家族に合った「時間の使い方」を探してみる
ドゥマゲッティで子育てをすると、必ず生活がゆっくりになるわけではありません。
ただ、予定を少し緩めたり、移動時間を親子の時間として考えたり、「何もしない時間」を受け入れたりすることで、時間に対する考え方が変わることはあります。
私自身、フィリピンで長く暮らしてきたからこそ、今では「一日をどれだけ効率よく使ったか」だけが大切なのではないと思っています。
家族で笑った時間。
子どもの話を聞いた時間。
何気なく街を歩いた時間。
予定を変更して、家でゆっくりした時間。
そういう時間も含めて、一日の暮らしなのだと思います。
もしドゥマゲッティでの親子留学を考えているなら、「どんな学校に行くか」だけではなく、「家族でどんな一日を過ごしたいのか」というところから考えてみるのも、一つの方法です。
そして、その答えは家族によって違っていていいと思います。
ドゥマゲッティでの暮らしが合うかどうかも、実際にはそうした毎日の積み重ねの中で見えてくるものなのかもしれません。
ドゥマゲッティで子どもと暮らすと、日本にいるときとは少し違った時間の使い方を意識することがあります。
学校や移動、買い物、家族との会話など、毎日の時間をどのように組み立てるのかを考えると、現地での生活がより具体的に見えてきます。
実際に親子留学をした場合の朝から夜までの流れや、学校・食事・買い物・親子の時間を含めた一日の過ごし方を知りたい方は、
「親子留学の1日ってどんな感じ?ドゥマゲッティでの生活を紹介」 も参考にしてください。


