親子留学を考え始めると、まず「どこの学校がいい?」「費用はいくら?」「何月に行く?」という具体的な情報を調べたくなります。
もちろん、それらも大切です。
ただ、その前に家族で一度話しておきたいことがあります。
それは、「そもそも、なぜ親子留学をしたいのか」「子どもはどう思っているのか」「家族にとって無理のない計画なのか」ということです。
留学先や期間を先に決めてしまうと、後から「思っていたのと違った」と感じることもあります。
そこで今回は、親子留学を決める前に家族で確認しておきたい20の質問をまとめます。
全部にすぐ答えを出す必要はありません。
家族で話すための材料として使ってみてください。
この20の質問は「答え合わせ」ではありません
ここからの20問には、正解も不正解もありません。
大切なのは、家族それぞれがどう感じているのかを知ることです。
たとえば、
「お母さんは行きたいけれど、お父さんは少し不安」
「子どもは興味があるけれど、英語が心配」
「行ってみたいけれど、費用についてはまだ分からない」
という状態でも構いません。
むしろ、こうした違いが分かることに意味があります。
気持ちや不安が分かれば、その次に「何を調べればいいのか」が見えてくるからです。
それでは、一つずつ確認してみましょう。
まず確認したい「気持ち」と「目的」
1.なぜ親子留学に行ってみたい?
「英語を学ばせたい」「海外を経験させたい」「環境を変えてみたい」など、理由は家庭によって違います。
まずは、親が思っていることを一度言葉にしてみましょう。
2.子どもは本当に行ってみたい?
親が「行かせたい」と思っていても、子どもの気持ちは別かもしれません。
「行ってみたい」「少し興味がある」「よく分からない」「あまり行きたくない」など、どの答えも大切です。
3.子どもに何を得てほしい?
英語力だけなのか、海外生活の経験なのか、自分で行動する経験なのか。
「何を得てほしいのか」を整理すると、留学先や期間を考えるときにも迷いにくくなります。
4.親自身は何を得たい?
親子留学では、子どもだけが海外経験をするわけではありません。
親自身も現地で生活し、新しい文化や人との関わりを経験します。
親にとっての目的も考えておきましょう。
5.「行かなかった場合」はどうする?
親子留学をしないことも、一つの選択肢です。
日本でできる経験や、別の方法で子どもの興味を伸ばすこともできます。
「絶対に行く」と決める前に、行かない場合についても考えてみると、家族にとって本当に必要な経験なのかを整理しやすくなります。
考えるポイント
「行くこと」を前提にするのではなく、
「もし今回は行かなかったら、子どもにどんな経験をさせたいか?」
まで考えてみてください。
そうすると、親子留学そのものが目的なのか、それとも「子どもに新しい経験をさせたい」という目的が先にあるのかが見えてきます。
目的が分かれば、その後の留学先や期間、学校選びも考えやすくなります。
子どもについて確認したいこと
6.子どもは海外の環境にどのくらい興味がある?
海外に興味がある子もいれば、日本と違う環境に不安を感じる子もいます。
性格によって反応は違うので、「海外だから成長する」と決めつけず、本人のタイプを考えてみましょう。
7.英語が話せないことを子どもはどう感じている?
「話せないから不安」という子もいれば、「話せなくても行ってみたい」という子もいます。
英語力だけで判断せず、本人が何を不安に感じているのかを聞くことが大切です。
8.学校で困ったとき、自分から助けを求められそう?
海外の学校では、分からないことを先生に聞いたり、困ったことを伝えたりする場面があります。
今できるかどうかではなく、「困ったときにどうするか」を一緒に考えておきましょう。
9.子どもが途中で「帰りたい」と言ったらどうする?
これは出発前に考えておきたい重要な質問です。
「絶対に最後まで続ける」と決めるのではなく、どのような場合に休むのか、帰国を考えるのか、家族で基準を作っておくと安心です。
10.兄弟姉妹がいる場合、それぞれの気持ちは?
兄弟で参加する場合でも、海外生活への反応は同じとは限りません。
年齢や性格によって必要なサポートも変わります。
一人ひとりの気持ちを確認しておきましょう。
家族の中で意見が違っても大丈夫
親子留学について、家族全員の気持ちが最初から同じである必要はありません。
「行ってみたい」という気持ちも、
「少し不安」
「まだよく分からない」
という気持ちも、どれも大切です。
大切なのは、誰か一人の意見だけで決めてしまわないこと。
まずは家族それぞれの気持ちを知り、そのうえで必要な情報を一つずつ確認していきましょう。

留学の形について確認したいこと
11.どのくらいの期間なら家族に無理がない?
「長く行くほど良い」とは限りません。
学校、仕事、費用、子どもの性格などを考えながら、家族にとって無理のない期間を考えます。
12.学校を休むことについてどう考える?
日本の学校との関係も、早めに確認しておきたいポイントです。
出発時期や期間を決める前に、現在の学校生活とのバランスを考えておきましょう。
13.学校では何を経験してほしい?
英語だけなのか、現地の子どもたちとの交流なのか、教科を英語で学ぶ経験なのか。
学校選びの前に「学校で何を経験したいか」を考えておくと、比較するポイントが明確になります。
14.旅行ではなく「暮らす経験」をしたいのか?
観光を中心にしたいのか、現地の学校に通い、買い物や食事などの日常生活まで経験したいのか。
同じ海外でも、目的によって必要な期間や環境は変わります。
15.家族にとって「成功した親子留学」とは?
英語力が上がることだけを成功と考える必要はありません。
子どもが自分から話しかけられた、海外で生活できた、違う文化を知った、親子で新しい経験ができた。
家庭によって成功の基準は違います。
お金・生活・安全について確認したいこと
16.家族にとって無理のない予算はいくら?
留学費用だけではなく、航空券、滞在費、食費、保険、現地交通費なども考える必要があります。
「いくらまでなら無理なく出せるか」を家族で確認しておきましょう。
費用について具体的に考え始めたら、次は「留学費用だけ」ではなく、航空券・滞在費・食費・保険・現地交通費などを含めて考えてみましょう。
親子留学の費用チェックリスト|学費・生活費・渡航費を総額で整理
17.現地でどんな生活をしたい?
学校までの距離、買い物のしやすさ、食事、住まい、交通手段など、生活面についても考えておきます。
留学は学校だけで完結するものではありません。
18.家族が不安に感じていることは何?
治安、医療、子どもの体調、食事、英語、学校、人間関係など、不安は家庭によって違います。
「大丈夫」と無理に安心させるのではなく、まず不安を具体的に言葉にしてみましょう。
不安が具体的になれば、調べることや準備することも見えてきます。
不安が見えてきたら、その不安を「何となく心配」のままにしておかないことが大切です。
たとえば、
「治安が心配」なら、安全について調べる。
「移動が心配」なら、日本から現地までの行き方を調べる。
「学校が心配」なら、学校選びについて調べる。
というように、不安を一つずつ具体的な質問に変えていきます。
分からないことが見つかったら、それは「親子留学をやめる理由」ではなく、次に調べることが見つかったということでもあります。
帰国後についても考えておく
19.帰国した後、子どもにどんな経験を残したい?
親子留学は、帰国した瞬間にすべてが終わるわけではありません。
海外で感じたことや新しく興味を持ったことが、その後の学校生活や親子の会話につながることもあります。
帰国後に何を残したいのかを、出発前から考えておくのも一つの方法です。
20.家族にとって「親子留学をする理由」を一言で言える?
最後に、ここまでの質問を踏まえて、
「私たち家族は、なぜ親子留学をしたいのか?」
を一言で言ってみます。
きれいな答えでなくても構いません。
「子どもに海外を知ってほしい」
「一緒に新しい経験をしてみたい」
「英語以外の世界を見てほしい」
その家庭なりの理由が言葉になれば、学校や期間、費用などを決めるときの軸になります。
20の質問から見えてきたことを整理する
20の質問を考えてみると、家族の中で、
- もう少し調べたいこと
- 家族で話し合いたいこと
- すでに決まっていること
が、それぞれ見えてきたのではないでしょうか。
ここで大切なのは、「全部決まったか」ではありません。
むしろ、
「費用について、もう少し知りたい」
「子どもに合う学校を探したい」
「ドゥマゲッティが自分たちに合うのか知りたい」
「安全面について確認したい」
というように、次に知りたいことが一つでも見つかれば十分です。
そこから必要な情報を一つずつ調べていけば、親子留学の形は少しずつ具体的になっていきます。
20の質問に全部答えられなくても大丈夫
ここまで20の質問を紹介しましたが、最初から全部に答えを出す必要はありません。
むしろ、「この質問はまだ分からない」というものがあっても自然です。
留学を考え始めた段階では、情報が足りないからこそ分からないことがあります。
大切なのは、分からないまま勢いで決めることではなく、家族で話しながら一つずつ確認していくことです。
文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」でも、保護者向けに、子どもが留学したいと言ったときの不安や準備、留学の種類などについて情報を紹介しています。
また、日本学生支援機構(JASSO)も、留学準備ではまず目的や動機を明確にし、その後に留学の種類や方法、情報収集、学校選択などへ進む流れを案内しています。
親子留学も同じです。
「どこへ行くか」から始めるのではなく、
「家族は何を大切にしたいのか」
から考えてみる。
そのうえで、必要な情報を集めていく。
そうすると、最初は漠然としていた親子留学が、少しずつ家族に合った形へ変わっていきます。
親子留学は「正解」を探すものではない
親子留学には、家庭ごとに違う事情があります。
子どもの年齢も違えば、性格も違います。
親の仕事、兄弟姉妹、予算、日本の学校との関係なども違います。
だから、「この形が正解」というものはありません。
大切なのは、他の家庭と同じ留学をすることではなく、自分たち家族にとって意味のある経験なのかを考えることです。
DEECが大切にしている「選択肢教育」も、海外へ行くことだけを正解にする考え方ではありません。
親子留学をする。
短期間だけ経験する。
日本で別の経験をする。
いったん見送る。
そうした選択肢を知ったうえで、家族自身が決められることを大切にしています。
20の質問をすべて完璧に答える必要はありません。
まずは家族で一つ、気になる質問から話してみる。
そこから始めても十分です。
ここまで家族で整理できたら、次は「自分たちには、どんな場所・学校・生活が合うのか」を考えてみましょう。
たとえば、
「学校はどんな雰囲気がいい?」
「子どもが無理なく通える環境は?」
「ドゥマゲッティで実際に生活すると、どんな感じ?」
など、具体的な疑問が出てくると思います。
ここから先は、家族で出てきた疑問に合わせて、一つずつ情報を集めていけば大丈夫です。
学校について知りたい方は、実際の学校選びについてまとめたこちらの記事も参考にしてください。
学校の評判だけでなく、子どもの反応や先生との相性、通学環境などを確認しながら学校を選ぶ方法については、こちらの記事も参考にしてください。
「学校見学って本当に必要?ドゥマゲッティ留学で失敗しない学校選びのポイント」も参考にしてください。
あわせて読みたい↓

外部公式リンク↓

まだ何も決まっていなくても大丈夫です
親子留学について調べ始めたばかりなら、
「まだ行くと決めていない」
「どこへ行くか分からない」
「学校も決まっていない」
という状態でも、まったく問題ありません。
むしろ、何も決まっていない段階だからこそ、家族に合う選択肢をゆっくり考えることができます。
DEECでは、親子留学をすることだけを前提にするのではなく、
「本当に親子留学が合っているのか」
「どのくらいの期間なら無理がないのか」
「ドゥマゲッティという選択肢は家族に合うのか」
といったところから、一緒に整理することができます。
まだ相談するほどではないと思っている段階でも構いません。
まずは家族で20の質問を一つずつ話してみてください。
そのうえで、もう少し現地のことを知りたいと思ったときに、DEECにご相談ください。
お問い合わせ↓

