ドゥマゲッティの家庭料理「チキン・ティノーラ」|親子3人で約₱250から作れる保存版レシピ

ドゥマゲッティの家庭料理チキン・ティノーラ。鶏肉と生姜、青パパイヤ、マルンガイを使ったフィリピンの具だくさんスープ。 その他

フィリピンの家庭料理を一つだけ覚えるなら、

私は「チキン・ティノーラ」をおすすめします。

英語ではChicken Tinola。

フィリピンでは、

「Tinolang Manok」

と呼ばれることも多い料理です。

日本の料理に例えるなら、

「鶏肉と野菜を入れた、あっさりした生姜風味のスープ」

に近いでしょう。

でも、

日本の鶏スープとは少し違います。

生姜をしっかり効かせ、

青パパイヤやサヨーテ、

そしてマルンガイの葉など、

フィリピンらしい食材を使います。

しかも、

特別な調理技術は必要ありません。

材料を切って、

炒めて、

煮る。

基本的にはこれだけです。

チキン・ティノーラは「フィリピンのおふくろの味」に近い

チキン・ティノーラの面白いところは、

高級料理ではないことです。

レストランで特別な日に食べる料理というより、

家庭で普通に作られる料理。

だからこそ、

「フィリピンで暮らす」

という感覚を知るには、

とても面白い料理です。

フィリピン料理のレシピでも、

鶏肉、

生姜、

ニンニク、

玉ねぎ、

青パパイヤ、

マルンガイ、

唐辛子、

などを使うスタイルが紹介されています。

現地ではどんな時に食べるの?

チキン・ティノーラは、

普段の家庭の食事として食べられます。

特に、

雨の日。

少し体調がすぐれない時。

身体が温まるものを食べたい時。

家族が集まる時。

などに向いています。

2026年のフィリピン料理レシピでも、

雨の日や体調がすぐれない時の、温かくて身体にやさしい料理として紹介されています。

日本でいう、

「今日は寒いから鍋にしよう」

に少し近い感覚かもしれません。

そして、私はこの料理を「海外生活の最初の家庭料理」におすすめしたい

なぜかというと、

味が比較的やさしいからです。

フィリピン料理というと、

甘い。

濃い。

脂っこい。

辛い。

というイメージを持つ日本人もいます。

でも、

チキン・ティノーラは違います。

基本は、

鶏肉。

生姜。

ニンニク。

野菜。

スープ。

です。

もちろん家庭によって味付けは違いますが、

フィリピン料理の中では、

日本人にも比較的入りやすい料理でしょう。

まずは親子3人分を作ってみよう

今回のレシピは、

大人2人+子ども1人

程度を想定します。

たっぷりスープを作り、

ご飯と一緒に食べるスタイルです。

材料

鶏肉

約500g

骨付きのチキン・ティノーラ用カットが理想です。

ただし、

スーパーで手に入らなければ、

鶏もも肉やドラムスティックでも構いません。

生姜

親指大1個程度。

薄切りにします。

ニンニク

3~4片。

つぶして使います。

玉ねぎ

1/2~1個。

青パパイヤ

約200~250g。

皮をむいて、

食べやすい大きさに切ります。

マルンガイ

ひとつかみ程度。

フィリピンでは、

「Malunggay」

と呼ばれる葉です。

日本ではモリンガとして知られています。

シリン・パニガン

1本程度。

なくても構いません。

辛さを抑えたい親子家庭なら、

最初は入れなくても大丈夫です。

MAGGI Magic Sarap

少量。

今回のポイントです。

大さじ1程度。

約5カップ。

魚醤

Patis。

小さじ1~2程度から調整します。


材料費は親子3人でいくら?

ここは、

「フィリピン料理だから安い」

だけでは終わらせません。

実際に、

現在の価格をもとに家計目線で計算します。

鶏肉

Robinsons Supermarket Dumagueteの現在の掲載価格では、

Magnolia Ready-to-Cook Fried Chicken 1kg

₱265

となっています。

単純計算すると、

500g相当

約₱133。

実際には購入する商品や部位によって価格は変わります。

Magic Sarap

同じRobinsons Supermarket Dumagueteの掲載価格では、

MAGGI Magic Sarap

16袋×8g

₱80。

1袋あたり約₱5です。

1回の調理で1袋全部使う必要はありません。

野菜

青パパイヤ、

生姜、

玉ねぎ、

ニンニク、

マルンガイなどは、

購入場所によってかなり変動します。

ドゥマゲッティのPublic Marketでは、

鶏肉、豚肉、魚、パパイヤなどの野菜や果物も販売され、

価格交渉ができる場合があります。

そのため、

市場で購入する場合とスーパーで購入する場合では、同じ料理でも材料費が変わります。

今回の3人分・現実的な予算

家庭に油・魚醤・調味料がある前提で、

材料使用量の目安3人分の使用コスト目安
鶏肉約500g約₱130~₱140
青パパイヤ約200~250g約₱25~₱40
生姜約20~30g約₱8~₱12
玉ねぎ1/2~1個約₱10~₱20
ニンニク3~4片約₱5~₱10
マルンガイひとつかみ約₱10~₱20
Magic Sarap1袋程度約₱5
その他調味料・油少量約₱10~₱20
合計約₱203~₱267

ご飯を含めても、

親子3人で約₱250~₱300程度

を一つの目安にできます。

ただし、

これは「現地で必要量だけ購入した場合の使用コスト」。

実際にスーパーで初めて調味料を買う場合は、

ボトルやパックそのものを購入するため、

レジで支払う金額はもっと大きくなります。

ここは家計簿では分けて考えると分かりやすいでしょう。

つまり、1人あたり約₱70~₱100

3人で₱250~₱300なら、

1人あたり、

約₱83~₱100。

もちろん、

ご飯の量。

鶏肉の部位。

野菜の価格。

購入場所。

によって変わります。

それでも、

外食で3人分を注文することを考えると、

家庭料理としてかなり面白い価格です。

ドゥマゲッティの実際の飲食店では、

Tinolaが₱109で販売されている例もあります。

一方、

Leana’s Restaurant & Coffee Nookでは、

Chicken Tinolaが₱380。

Hukad sa Golden Cowrieでは、

Chicken Tinolaが₱337。

となっています。

同じ「チキン・ティノーラ」でも、

ローカル店、

一般的なレストラン、

家庭料理

では、

価格がまったく違います。

ここが面白いところ

例えば、

3人でローカル店のTinolaを食べる。

1人₱109なら、

₱327。

家庭で作る。

約₱250~₱300。

差額は、

それほど大きくありません。

だから、

「絶対に自炊のほうが安い」

とは言い切れません。

でも、

家庭で作れば、

スープを多めに作ることができます。

チキン・ティノーラは「スープを食べる料理」

ここが日本人には面白いところです。

日本の肉料理なら、

「鶏肉がメイン」

と考えます。

しかし、

ティノーラは、

鶏肉だけではありません。

生姜の香りがついたスープ。

青パパイヤ。

葉野菜。

鶏肉。

これらを一緒に食べます。

だから、

ご飯と合わせると、

かなり満足感があります。

作り方

ここからは、

ドゥマゲッティの家庭で作りやすい、

シンプルな方法です。

STEP 1|材料を切る

生姜は薄切り。

玉ねぎはくし切り。

ニンニクはつぶす。

青パパイヤは皮をむき、

食べやすい大きさに切ります。

STEP 2|生姜をしっかり炒める

鍋に油を入れ、

ニンニク。

生姜。

玉ねぎ。

を入れます。

ここで、

生姜をケチらない。

これがティノーラらしい香りを出すポイントです。

STEP 3|鶏肉を入れる

鶏肉を加えて、

表面が少し変わるまで炒めます。

完全に焼き切る必要はありません。

STEP 4|水を入れる

水を加えて、

沸騰させます。

アクが出たら、

取り除きます。

STEP 5|Magic Sarapを使う

ここで、

MAGGI Magic Sarap。

フィリピンの家庭でよく使われる調味料の一つです。

ただし、

入れすぎないこと。

最初は1袋程度。

味を見ながら調整します。

Magic Sarapは「味を決める調味料」ではなく「底上げ」と考える

日本人が初めて使うと、

「これを入れればフィリピン料理になる」

と思ってしまうかもしれません。

でも、

そうではありません。

生姜。

鶏肉。

野菜。

魚醤。

これらの味をまとめる、

「うま味の補助」

として使うと分かりやすいです。

Robinsons Dumagueteでは現在、

16袋×8gが₱80で掲載されています。

STEP 6|青パパイヤを入れる

鶏肉を煮て、

ある程度火が通ったら、

青パパイヤを入れます。

柔らかくなるまで煮ます。

STEP 7|最後にマルンガイ

ここは重要です。

マルンガイは、

最初から煮込むのではなく、

最後のほうに入れます。

葉がしんなりしたら、

火を止めます。

完成

これで、

チキン・ティノーラの完成です。

ご飯を別に炊いて、

熱いスープと一緒に食べます。

チキン・ティノーラの具材と完成したスープ

子ども用なら、ここを少し変える

親子留学家庭なら、

辛さは無理に加えなくて構いません。

シリン・パニガンを入れずに作る。

これだけでも、

かなり食べやすくなります。

また、

生姜が苦手な子どもなら、

最初は少なめにしてもいいでしょう。

栄養面でも面白い料理

チキン・ティノーラは、

「スープだから栄養が少ない」

という料理ではありません。

鶏肉からタンパク質。

青パパイヤから食物繊維。

マルンガイから葉野菜由来の栄養。

そして、

生姜やニンニクなどの香味野菜も使います。

Nestlé Goodnes PHの公式レシピでは、

1食あたりの栄養目安として、

269.01kcal。

タンパク質15.41g。

脂質18.3g。

炭水化物11.14g。

食物繊維2.23g。

とされています。

ただし、

鶏肉の部位、

皮を使うかどうか、

スープの量、

ご飯の量

によって実際の栄養価は大きく変わります。

「野菜を食べるスープ」と考えると分かりやすい

子どもが、

「野菜だけ残す」

という家庭では、

ティノーラは面白い方法です。

スープに、

鶏肉。

青パパイヤ。

葉野菜。

が入っています。

しかも、

ご飯と一緒に食べる。

日本の味噌汁とは違いますが、

「毎日の食事の中で自然に野菜を食べる」

という考え方は似ています。

青パパイヤって、甘くないの?

日本人が最初に驚くのが、

これです。

パパイヤなのに、

甘くありません。

青いうちは、

野菜として使います。

煮ると、

大根のような、

冬瓜のような、

少し柔らかい食感になります。

この青パパイヤが、

ティノーラの特徴の一つです。

ドゥマゲッティなら「市場で青パパイヤ」を探してみる

ここは、

親子留学の家庭にぜひやってほしいところです。

スーパーだけではなく、

Public Marketへ行ってみる。

そして、

青パパイヤを探す。

子どもに、

「これ、フルーツなの?」

と聞かせてみる。

これだけでも、

日本とは違う食文化を体験できます。

ドゥマゲッティのPublic Marketでは、

パパイヤなどの果物・野菜、

鶏肉、

豚肉、

魚などが販売されています。

「フルーツを料理に使う」という発見

日本では、

パパイヤは、

「甘い果物」

というイメージが強いでしょう。

ところがフィリピンでは、

青いパパイヤを料理に使います。

これだけでも、

子どもにとっては、

かなり面白い発見です。

「同じパパイヤなのに、

熟す前と熟した後で、

使い方が違う。」

これは、

食育としても面白いテーマです。

マルンガイもぜひ子どもに見せたい

マルンガイ、

英語ではMoringa。

日本では、

モリンガという名前で知られています。

フィリピンでは、

家庭料理に使われる身近な葉野菜です。

ティノーラでは、

この葉を最後に加えます。

日本のスーパーで作る必要はない

今回の記事の目的は、

「日本でフィリピン料理を再現する」

ことではありません。

ドゥマゲッティで普通に手に入る材料を使って、家庭で作る。

これです。

だから、

青パパイヤがなければ、

サヨーテを使う。

マルンガイがなければ、

現地で手に入りやすい葉野菜を代用する。

という柔軟さもあります。

Nestlé Goodnes PHの公式レシピでも、

サヨーテをパパイヤに置き換えたり、

マルンガイをチリの葉に置き換えたりできるとしています。

「サヨーテ」も覚えておくと便利

フィリピンでよく使われる野菜、

Sayote。

日本では、

ハヤトウリ

として知られています。

ティノーラに使う場合、

青パパイヤの代わりにできます。

ドゥマゲッティで、

「Green Papayaが見つからない」

という時には、

Sayoteを探す。

これを覚えておくと便利です。

料理が苦手でも大丈夫

ティノーラは、

フィリピン料理の中でも、

かなり家庭向きです。

難しいソースを作る必要がありません。

揚げ物でもありません。

オーブンも必要ありません。

鍋一つでできます。

だから、

海外のキッチンに慣れていない人でも、

比較的挑戦しやすいでしょう。

しかも「翌日」が意外と便利

ここも主婦には重要です。

3人分を作ったつもりでも、

スープが少し残る。

その場合、

翌日の昼食にもできます。

ご飯を炊いて、

ティノーラを温める。

これだけ。

つまり、

一度作っておけば、

次の食事が少し楽になります。

だから、実際の家計では「1食分」だけで考えない

例えば、

材料費₱270。

1回の夕食で全部食べる。

これなら、

₱270。

でも、

夕食+翌日の昼食まで使えたら、

実質的には、

2食分。

こう考えると、

家庭料理としての価値がさらに上がります。

ローカル料理は「安いから作る」だけではない

ここが、

今回から始める保存版シリーズで、

一番伝えたいことです。

フィリピン料理を覚える目的は、

単に食費を下げることではありません。

現地で、

現地の材料を買う。

現地の調味料を使う。

現地の料理を作る。

そして、

家族で食べる。

これ自体が、

ドゥマゲッティで暮らすという経験です。

親子留学なら「買い物から料理」にしてみる

例えば休日。

お母さんと子どもで市場へ行く。

青パパイヤを探す。

マルンガイを探す。

鶏肉を買う。

帰ってきて、

子どもに野菜を洗ってもらう。

お母さんが包丁を使う。

子どもは生姜の香りを嗅ぐ。

そして、

一緒に食べる。

これは、

学校の英語授業とは違う、

もう一つの海外体験です。

「これは何?」から英語が始まる

市場で、

「Papaya?」

「Malunggay?」

「Chicken?」

と聞く。

お店の人に、

「How much?」

と聞いてみる。

料理をしながら、

「Ginger」

「Garlic」

「Chicken」

などの単語を覚える。

食事は、

実生活の英語を使う場面にもなります。

DEECの記事でも、

食事や買い物を通して、

「これは何ですか?」

「水をください」

「これを注文したい」

などの実生活の英語を使えることを紹介しています。

チキン・ティノーラは「フィリピンを知る料理」

料理そのものは、

とてもシンプルです。

でも、

その中に、

フィリピンの生活がかなり詰まっています。

青パパイヤ。

マルンガイ。

生姜。

鶏肉。

Magic Sarap。

市場。

家庭の鍋。

そして、

ご飯。

こんな家庭におすすめ

・フィリピン料理を初めて作る

・子どもに辛くない料理を食べさせたい

・野菜を取り入れたい

・現地食材を使いたい

・食費を抑えたい

・料理の負担を増やしたくない

・親子で現地文化を体験したい

そんな家庭に向いています。

保存版|親子3人分チキン・ティノーラ

最後に、

今回のレシピを家計簿感覚でまとめます。

材料

鶏肉:約500g

青パパイヤ:約200~250g

生姜:約20~30g

玉ねぎ:1/2~1個

ニンニク:3~4片

マルンガイ:ひとつかみ

シリン・パニガン:1本程度

Magic Sarap:1袋程度

油:大さじ1

魚醤:小さじ1~2

水:約5カップ

調理時間

約40~50分。

難易度

★☆☆☆☆

料理初心者でも作りやすい。

3人分予算

約₱250~₱300

※米代・調味料の購入状況・生鮮品価格により変動。

1人分目安

約₱83~₱100

程度。

生姜が効いた、

あっさりした鶏スープ。

子ども向け

辛い唐辛子を抜けば、

比較的食べやすい。

おすすめの食べ方

熱いご飯+ティノーラ。

そして最後に、個人的に思うこと

フィリピン料理には、

「すごく派手な料理」

もあります。

でも、

本当にフィリピンの家庭を感じるのは、

こういう料理なのではないかと思います。

大きな鍋に、

鶏肉を入れる。

生姜を入れる。

野菜を入れる。

スープをたっぷり作る。

そして、

家族みんなで、

ご飯と一緒に食べる。

そんな料理です。

ドゥマゲッティに来たら、一度は作ってみてください

レストランで食べるのも、

もちろん楽しい。

でも、

市場で材料を買って、

自分たちで作る。

これは、

それとは違う楽しさがあります。

特に親子留学なら、

子どもに、

「今日の晩ご飯はフィリピン料理を作ってみようか」

と声をかけてみる。

そして、

市場へ行く。

材料を探す。

料理する。

食べる。

その一連の体験そのものが、

ドゥマゲッティで過ごした時間の、

大切な思い出になるかもしれません。

チキン・ティノーラ。

材料はシンプル。

作り方も簡単。

費用も比較的抑えられる。

そして、

フィリピンらしさもしっかりある。

「ドゥマゲッティで暮らすなら、一度作ってみたい家庭料理」

として、

ぜひ覚えておきたい一品です。

親子留学では、学校での時間だけでなく、現地で何を食べ、どのように食事を用意するかも毎日の生活の一部になります。

フィリピンの家庭料理を実際に作ってみると、食文化を知るだけでなく、買い物や料理まで含めた「暮らす」感覚もより具体的になります。

料理や食事の時間も含めて、ドゥマゲッティで親子が実際にどのような一日を過ごすのかイメージしたい方は、

DEEC「親子留学の1日ってどんな感じ?ドゥマゲッティでの生活を紹介」  も参考にしてください。

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