フィリピンで親子留学をしていると、少しずつ慣れてくるのが「現地の食材」です。
最初は日本でも見慣れた、
キャベツ。
にんじん。
じゃがいも。
玉ねぎ。
などを買うことが多いでしょう。
もちろん、それでも十分に生活できます。
でも、せっかくフィリピンで暮らすなら、一度はローカル市場で見かける野菜にも挑戦してみてください。
今回紹介するのは、
「ピナクベット(Pinakbet)」
です。
ピナクベットは、アンパラヤ(ゴーヤ)、ナス、オクラ、カラバサ(かぼちゃ)、シタオ(長インゲン)など、複数の野菜を使うフィリピン料理です。
もともとは北部ルソンのイロコス地方に由来する料理ですが、現在ではフィリピン各地で親しまれています。
料理名はイロカノ語の「pinakebbet」に由来し、野菜が煮込まれて縮んでいく調理法とも関係しています。
- ピナクベットは「フィリピンの野菜を覚える料理」
- ドゥマゲッティの市場で探してみる
- まず覚えたい「アンパラヤ」
- アンパラヤは苦い
- アンパラヤの苦みを減らす方法
- カラバサも覚えておきたい
- オクラもフィリピンでは身近
- ナスは料理に使いやすい
- シタオを覚える
- 2026年のNegros Oriental価格から見る野菜の感覚
- 野菜は「1kg買わなければならない」わけではない
- 親子3人分の材料
- 豚肉は「なくてもいい」
- 親子3人分の食品予算
- ピナクベットで重要な調味料「バゴオン」
- バゴオンは最初から入れすぎない
- Magic Sarapはどうする?
- フィリピン料理は「調味料を覚える」と面白くなる
- まず野菜を切る
- カラバサは少し小さめに
- アンパラヤは薄めに
- 豚肉を炒める
- にんにくと玉ねぎ
- トマトをつぶす
- 火の通りにくい野菜から
- バゴオンを加える
- 煮すぎない
- ご飯との相性を考える料理
- 子どもにはどうする?
- フィリピンの味を無理に日本人向けにしない
- 栄養面でも優秀な料理
- ただし「野菜だけで完璧」ではない
- 豚肉を少量入れる意味
- フィリピンではどんな時に食べる?
- 市場の野菜をまとめて使える
- 野菜を少量ずつ買えることがメリット
- 市場で「今日は何が安い?」を見る
- 子どもと一緒に野菜探し
- 英語だけでなくフィリピン語も覚えられる
- 「食材の名前」は現地生活で役に立つ
- 食費を管理する練習にもなる
- 「毎日違う料理」を作らなくてもいい
- 余った野菜を翌日に回す
- 親子3人分・保存版
- 作り方を短くまとめると
- 初めて作るなら「全部そろえなくてもいい」
- 「現地で手に入るものを使う」
- フィリピンの野菜を知ると食生活が変わる
- 親子留学で「食べる」だけではもったいない
- まとめ|ピナクベットは「フィリピンの市場を覚える料理」
ピナクベットは「フィリピンの野菜を覚える料理」
今回、この料理を選んだ理由はここにあります。
ピナクベットを一度作るだけで、
アンパラヤ。
カラバサ。
オクラ。
ナス。
シタオ。
トマト。
など、フィリピンの市場で覚えておきたい野菜をまとめて知ることができます。
親子留学中のお母さんにとって、これは単なる料理の知識ではありません。
「市場で何を買えばいいのか分からない」
という状態から、
「これはピナクベットに使える野菜だ」
と考えられるようになります。
これだけでも、現地生活がかなり楽になります。
ドゥマゲッティの市場で探してみる
ドゥマゲッティの公共市場は、地元の人たちが日常的に食材を買う場所です。
野菜だけではなく、魚、エビ、肉、米、調味料など、家庭料理に必要なものが集まっています。
市場では価格交渉が行われることもあり、スーパーとは違った買い物体験ができます。
つまり、
「料理をするために市場へ行く」
だけではなく、
「フィリピンの普通の生活を見るために市場へ行く」
という楽しみ方もできます。
まず覚えたい「アンパラヤ」
ピナクベットの代表的な野菜の一つが、
「Ampalaya」
です。
日本語では、
ゴーヤ。
苦瓜。
と呼ばれます。
日本でもゴーヤはありますが、フィリピンではかなり身近な野菜です。
市場で、
「Ampalaya」
という名前を覚えておくと便利です。
アンパラヤは苦い
もちろん、ゴーヤなので苦みがあります。
ここが子どもには少し難しいところです。
大人は、
「この苦みがおいしい」
と感じることがありますが、子どもは苦手かもしれません。
その場合は無理に食べさせる必要はありません。
まずは少量から。
「これはフィリピンのゴーヤだよ」
と紹介するだけでも十分です。
アンパラヤの苦みを減らす方法
家庭では、切ったアンパラヤに少量の塩をまぶし、しばらく置いてから軽く洗う方法があります。
苦みが完全になくなるわけではありません。
でも、少し食べやすくなる場合があります。
ただし、ピナクベットではこの苦みも料理の個性の一つです。
日本のゴーヤチャンプルーとは違った、
「フィリピンらしい野菜の味」
として楽しんでみてもいいでしょう。
カラバサも覚えておきたい
カラバサは、
「Kalabasa」
と書きます。
日本語でいう、
かぼちゃ。
です。
ピナクベットでは、甘みのあるカラバサが入ることで、苦みのあるアンパラヤとのバランスが取れます。
市場で、
「Kalabasa」
と聞いたら、かぼちゃのことだと思ってください。
オクラもフィリピンでは身近
オクラは英語でも、
Okra
なので覚えやすいでしょう。
フィリピンの市場では、ローカル野菜として見つけやすい食材です。
ピナクベットでは、切ったオクラを入れます。
少し粘りが出ますが、それもこの料理の特徴です。
ナスは料理に使いやすい
ナスはフィリピン料理で非常によく使われます。
今回のシリーズでも「トルタン・タロン」で紹介しました。
そのため、今回もナスを使いますが、料理としては全く別物です。
同じナスでも、
焼く。
揚げる。
煮る。
炒める。
と使い方が変わります。
海外生活では、
「同じ野菜を違う料理に使う」
という考え方が食費管理にも役立ちます。
シタオを覚える
シタオは、
「Sitao」
と呼ばれる長いインゲンのような野菜です。
日本の一般的なインゲンより長いものを見かけることがあります。
市場では束になっていることもあります。
これもフィリピンのローカル野菜として覚えておくと便利です。
2026年のNegros Oriental価格から見る野菜の感覚
2026年4月13日にNegros Orientalで行われた価格モニタリングでは、
アンパラヤ:₱70~₱100/kg
カラバサ:₱50/kg
ナス:₱60/kg
サヨテ:₱10/kg
ニンジン:₱90/kg
などが確認されています。
もちろん、これは特定日の調査価格です。
現在の価格を保証するものではありません。
天候。
収穫量。
輸送費。
市場。
季節。
などで変わります。
だからこそ、親子留学では、
「この野菜は何ペソ」
と固定して覚えるより、
「今日はいくら?」
を見る習慣のほうが大切です。
野菜は「1kg買わなければならない」わけではない
日本から来たばかりだと、
「1kg ₱60」
と表示されていると、
「じゃあ1kg買うの?」
と思ってしまうかもしれません。
もちろん、そんな必要はありません。
家庭料理なら、
少量。
1本。
1束。
半分。
という買い方ができます。
親子3人分なら、ピナクベットに必要な量だけ買えば十分です。
親子3人分の材料
今回の基本形は、
アンパラヤ:1/2本程度
カラバサ:150~200g
ナス:1~2本
オクラ:4~5本
シタオ:5~6本
トマト:1個
玉ねぎ:1/2個
にんにく:2~3片
豚肉:100~150g
バゴオン:大さじ1~1.5程度
水:100~150ml
油:大さじ1程度
黒胡椒:少量
豚肉は「なくてもいい」
フィリピンのピナクベットには豚肉を加えるタイプがあります。
ただし、
「ピナクベット=必ず豚肉」
ではありません。
家庭の予算や食生活に合わせて、
肉なし。
少量の豚肉。
エビ入り。
などに変えて構いません。
親子留学中なら、まず野菜中心で作ってみるのもいいでしょう。
親子3人分の食品予算
野菜中心なら、
約₱120~₱180程度。
豚肉を100~150g程度加える場合は、
約₱200~₱300程度。
を一つの予算目安として考えておくといいでしょう。
すでに油や調味料が家にある場合は、追加購入費はさらに下がります。
逆にスーパーで少量パックを買う場合や、肉の種類によっては高くなることがあります。
大切なのは、
「この料理は何ペソ」
と決めつけることではなく、
「今日の食材価格なら、このくらい」
と考えることです。
ピナクベットで重要な調味料「バゴオン」
ここで、日本人のお母さんが少し戸惑うかもしれない調味料が、
「Bagoong」
です。
バゴオンは発酵させた魚やエビなどを使ったフィリピンの調味料です。
独特の香りと塩味があります。
日本でいうなら、
「味噌や魚醤のように、少量で料理の味を大きく変える調味料」
と考えると分かりやすいでしょう。
バゴオンは最初から入れすぎない
初めて使う場合は、
少量。
これが鉄則です。
バゴオンには強い風味と塩味があります。
最初からたくさん入れると、
「しょっぱい!」
となる可能性があります。
大さじ1程度から始め、
味を見ながら調整するのがおすすめです。
Magic Sarapはどうする?
今回の料理では、バゴオンが味の中心になります。
そのため、
「Magic Sarapもたくさん入れる」
必要はありません。
使うなら、味を見てほんの少量。
バゴオンの風味を邪魔しない程度にします。
つまり今回覚えてほしいのは、
「フィリピンの調味料は何でも追加すれば本場の味になる」
ということではありません。
料理ごとに、
「主役になる調味料は何か」
を見ることです。
フィリピン料理は「調味料を覚える」と面白くなる
日本では、
醤油。
味噌。
みりん。
酒。
だし。
などがあります。
フィリピンでも、
醤油。
酢。
魚醤。
バゴオン。
Magic Sarap。
など、家庭によく使われる調味料があります。
親子留学中にスーパーを歩いてみると、
「日本にはない調味料」
がたくさん見つかります。
これも海外生活の面白さです。
まず野菜を切る
ピナクベットは、最初に全部切ってしまうと楽です。
アンパラヤ。
カラバサ。
ナス。
オクラ。
シタオ。
トマト。
玉ねぎ。
にんにく。
順番に準備します。
カラバサは少し小さめに
カラバサは火が通るまで少し時間がかかります。
大きすぎると、他の野菜が柔らかくなりすぎてしまいます。
親子3人分なら、一口大より少し小さめに切ると使いやすいでしょう。
アンパラヤは薄めに
アンパラヤは薄めに切ると、苦みが分散します。
子どもが苦手そうなら、さらに薄めにしてもいいでしょう。
逆にアンパラヤ好きなら、少し厚めにして苦みを楽しむ方法もあります。
豚肉を炒める
豚肉を使う場合は、最初に油を少量入れて炒めます。
表面の色が変わり、少し焼き色がつく程度まで炒めます。
ここで、
「豚肉を完全に料理する」
ことが目的ではありません。
後で野菜と一緒に加熱するので、まず表面を焼いて香りを出します。
にんにくと玉ねぎ
豚肉を一度端に寄せるか、必要なら少し取り出します。
にんにく。
玉ねぎ。
を炒めます。
香りが出てきたら、トマトを加えます。
トマトをつぶす
トマトを軽くつぶしながら炒めます。
水分が出てきたら、
「野菜を煮るベース」
ができます。
ここに少量の水を加えます。
火の通りにくい野菜から
カラバサ。
シタオ。
アンパラヤ。
ナス。
オクラ。
というように、様子を見ながら加えます。
全部を一度に入れても構いませんが、家庭で作るなら火の通り具合を見ながら調整したほうが失敗しにくいでしょう。
バゴオンを加える
野菜が少し柔らかくなったら、
バゴオン。
を加えます。
まず大さじ1程度。
混ぜます。
味を見ます。
足りなければ少し追加します。

煮すぎない
ピナクベットは野菜をクタクタに煮込む料理と思われがちですが、全部が完全に崩れるまで煮る必要はありません。
野菜それぞれの食感を少し残したほうが、
「いろいろな野菜を食べている」
という感じが出ます。
ただし、家庭によって好みがあります。
柔らかい野菜が好きなら、少し長めに煮ても構いません。
ご飯との相性を考える料理
ピナクベットは、
「野菜だけを単独で食べる料理」
というより、
ご飯と一緒に食べる料理
と考えると分かりやすいでしょう。
バゴオンの塩味と野菜の甘み、苦み、うま味がご飯に合います。
子どもにはどうする?
子どもがアンパラヤを嫌がる場合は、
最初から全部食べさせようとしない。
これがおすすめです。
カラバサ。
ナス。
シタオ。
など、比較的食べやすい野菜から食べてもらいます。
「ゴーヤは大人用」
くらいでも構いません。
フィリピンの味を無理に日本人向けにしない
海外料理を作る時、
「日本人が食べやすい味」
に変えすぎることがあります。
もちろん、それも家庭料理としては正解です。
でも、親子留学中なら、
「本来の味を一度経験してみる」
ことにも意味があります。
バゴオンの香り。
アンパラヤの苦み。
カラバサの甘み。
これらを、
「フィリピンの味」
として体験してみるのも面白いでしょう。
栄養面でも優秀な料理
ピナクベットの大きな特徴は、
「一皿に何種類もの野菜が入る」
ことです。
アンパラヤ。
カラバサ。
オクラ。
ナス。
シタオ。
トマト。
など、それぞれ異なる野菜をまとめて食べられます。
食物繊維やビタミン、ミネラルなどを含む野菜を複数組み合わせられる点が魅力です。
ただし「野菜だけで完璧」ではない
ピナクベットは野菜が多い料理ですが、
「これだけ食べれば栄養は完璧」
というものではありません。
ご飯。
卵。
魚。
肉。
豆類。
果物。
など、他の食品と組み合わせることが大切です。
豚肉を少量入れる意味
豚肉を少量加えれば、タンパク質や脂質も加わります。
ただし、
「肉を大量に入れて野菜が見えなくなる」
必要はありません。
今回の料理なら、
100~150g程度
でも十分です。
肉を増やすより、
「野菜をたくさん食べられる料理」
として考えるほうが、ピナクベットらしさも残ります。
フィリピンではどんな時に食べる?
ピナクベットは、
「特別な誕生日料理」
というより、
普段の食卓に登場する家庭料理
として考えるほうが分かりやすいでしょう。
北部ルソンに由来する料理ですが、現在はフィリピン各地で親しまれています。
つまり、
「今日は普通のご飯」
という日の、
野菜のおかず
として使いやすい料理です。
市場の野菜をまとめて使える
ここが、親子留学生活ではかなり便利です。
市場で、
「今日は野菜が安かった」
という時があります。
その日に、
ナス。
カラバサ。
オクラ。
シタオ。
アンパラヤ。
などを少しずつ買う。
そして、
「全部ピナクベットにしてしまおう」
ということができます。
野菜を少量ずつ買えることがメリット
日本のスーパーでは、
「一袋○本」
という売り方が多い野菜もあります。
フィリピンの市場では、必要な量を相談して買える場合があります。
短期の親子留学では、これは大きなメリットです。
大量に買って余らせる必要がありません。
市場で「今日は何が安い?」を見る
料理を先に決めて、
「その材料を全部買う」
という方法だけではありません。
市場へ行って、
「今日は何が安い?」
を見る。
その中から、
「じゃあ今日はピナクベットにしよう」
という考え方もできます。
これは現地生活に慣れてくると、とても便利な方法です。
ドゥマゲッティでは、何を買うかだけでなく「どこで買うか」を使い分けることも、食費を考えるうえで大切です。
ドゥマゲッティで食費を節約するなら「買う場所」を変える|市場・スーパー・ハイパーマーケットの賢い使い分け
子どもと一緒に野菜探し
親子で市場へ行ったら、
「Ampalayaはどれ?」
「Kalabasaは?」
「Okraは?」
と探してみてください。
料理を作る前に、
「食材探し」
から始められます。
英語だけでなくフィリピン語も覚えられる
親子留学なら、
Eggplant。
Okra。
Squash。
Bitter gourd。
などの英語を覚えることもできます。
さらに、
Talong。
Okra。
Kalabasa。
Ampalaya。
Sitao。
というフィリピンで使われる名前も知ることができます。
これは教科書ではなかなか得られない生活英語です。
「食材の名前」は現地生活で役に立つ
英語を勉強していても、
「野菜の名前を知らない」
と買い物で困ることがあります。
逆に、
「これがEggplant」
「これがKangkong」
と分かれば、市場での買い物が一気に楽になります。
だから、料理を英語学習の一部として使うのもおすすめです。
食費を管理する練習にもなる
ピナクベットは、
「野菜を組み合わせる料理」
です。
そのため、
今日は肉を少なくする。
今日は野菜を増やす。
今日は冷蔵庫の残りを使う。
という調整がしやすい料理です。
長期滞在では、この感覚が非常に大切です。
「毎日違う料理」を作らなくてもいい
親子留学中のお母さんが、
「毎日違う料理を作らなければ」
と考える必要はありません。
同じ料理でも、
今日は豚肉入り。
今日は肉なし。
今日はアンパラヤ多め。
今日はカラバサ多め。
というように変えられます。
現地生活では、
「料理を頑張りすぎない」
ことも大切です。
余った野菜を翌日に回す
ピナクベット用に買った野菜が余ったら、
炒め物。
スープ。
卵料理。
などにも使えます。
例えばカラバサならスープにもできます。
ナスなら焼いても揚げてもいい。
オクラなら茹でてもいい。
こうして、
「一つの料理のためだけに食材を買わない」
ことが食費管理につながります。
親子3人分・保存版
【材料】
アンパラヤ:1/2本
カラバサ:150~200g
ナス:1~2本
オクラ:4~5本
シタオ:5~6本
トマト:1個
玉ねぎ:1/2個
にんにく:2~3片
豚肉:100~150g
バゴオン:大さじ1~1.5
水:100~150ml
油:大さじ1
黒胡椒:少量
【食品予算】
野菜中心:約₱120~₱180
豚肉入り:約₱200~₱300
※購入場所・時期・食材価格によって変動します。
【調理時間】
約25~35分
【難易度】
★★☆☆☆
作り方を短くまとめると
① 野菜を洗って食べやすく切る
② 豚肉を使う場合は最初に炒める
③ にんにく・玉ねぎを炒める
④ トマトを加える
⑤ カラバサなど火の通りにくい野菜から加える
⑥ 残りの野菜を加える
⑦ 少量の水を加える
⑧ バゴオンを少量加える
⑨ 野菜が好みの柔らかさになったら完成
初めて作るなら「全部そろえなくてもいい」
ここも現地生活では大切です。
ピナクベットを作るからといって、
「アンパラヤ、カラバサ、オクラ、ナス、シタオを全部買わなければいけない」
わけではありません。
その日に市場で手に入った野菜を組み合わせればいいのです。
例えば、
ナス+カラバサ+オクラ。
これだけでも構いません。
別の日には、
アンパラヤ+シタオ+カラバサ。
でもいい。
家庭料理とは、そういうものです。
「現地で手に入るものを使う」
日本から持ってきたレシピを、そのまま再現しようとすると大変です。
フィリピンでは、
「今日は何が手に入る?」
を考える。
その食材で料理する。
この考え方に変えると、生活が楽になります。
ピナクベットは、その練習に向いています。
フィリピンの野菜を知ると食生活が変わる
最初は、
「この野菜は何?」
と思っていたものが、
「今日はアンパラヤが安い」
「カラバサがきれい」
「シタオが新鮮」
と分かるようになります。
すると市場を見る目が変わります。
これは、長くフィリピンで暮らすうえでかなり大きな変化です。
親子留学で「食べる」だけではもったいない
せっかくフィリピンに来ているなら、
食べる。
だけではなく、
買う。
作る。
話す。
知る。
というところまで体験してみてください。
料理は、海外生活を体験するための非常に身近な教材になります。
まとめ|ピナクベットは「フィリピンの市場を覚える料理」
ピナクベットの魅力は、
「おいしい野菜料理」
というだけではありません。
アンパラヤ。
カラバサ。
オクラ。
ナス。
シタオ。
など、フィリピンで暮らすなら覚えておきたい野菜を、一度に知ることができます。
そして、
「今日は何が安い?」
「どこで買う?」
「どのくらい買う?」
「どうやって料理する?」
という、現地生活そのものにつながります。
2026年4月のNegros Orientalの市場価格でも、アンパラヤ、カラバサ、ナスなどの価格にはそれぞれ違いがあり、食材価格は日々変化しています。
だからこそ、
「フィリピンでは野菜が安い」
と単純に考えるのではなく、
「今日は何が安いのか」
を見ることが大切です。
親子留学中のお母さんなら、一度子どもと一緒に市場へ行ってみてください。
「これは何?」
「いくら?」
「どうやって食べるの?」
と聞いてみる。
そして、買った野菜を家に持ち帰る。
一緒に洗う。
一緒に切る。
一緒に料理する。
そして、ご飯と一緒に食べる。
これだけでも、フィリピンでしかできない親子の生活体験になります。
ピナクベットは、豪華な料理ではありません。
でも、
「フィリピンの人が普段どんな野菜を食べているのか」
「市場にはどんな食材があるのか」
「現地の調味料はどんな味なのか」
を知るには、とても良い料理です。
親子留学でドゥマゲッティに滞在するなら、
「今日は日本料理を作る」
だけでなく、
「今日はフィリピンの市場で買った野菜で、フィリピンの家庭料理を作ってみよう」
という日を一度作ってみてください。
料理そのものよりも、
「現地の食材を自分たちで選んで、家庭の食卓に並べる」
という経験に、この料理の一番の価値があります。
親子留学では、学校で過ごす時間だけでなく、市場で食材を選び、家族で料理をして食卓を囲むことも、現地で暮らす大切な経験になります。
ピナクベットのように、ドゥマゲッティで手に入るローカル野菜を使った料理を楽しみましょう。
買い物や食事、学校、親子で過ごす時間まで含めて、実際の一日の流れを具体的にイメージしたい方は、
「親子留学の1日ってどんな感じ?ドゥマゲッティでの生活を紹介」 も参考にしてください。


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