フィリピンで親子留学をしていると、
「今日は何を食べよう?」
ということが、毎日の生活の中で意外と大きなテーマになります。
日本食を作る日もあるでしょう。
近所のレストランで食べる日もあるでしょう。
スーパーで簡単な食材を買って済ませる日もあります。
でも、せっかくフィリピンで生活するのであれば、一度は、
「この土地で昔から食べられてきた料理を、自分たちで作ってみる」
という経験をしてみてください。
今回紹介するのが、
「Chicken Binakol」
チキン・ビナコルです。
- ビナコルは普通の鶏スープとは少し違う
- ビサヤ地方の料理
- ドゥマゲッティで作る意味
- 材料の主役は「ブコ」
- ココナッツウォーターをスープにする
- ココナッツミルクとは違う
- 材料は市場で探せる
- ドゥマゲッティ公共市場を知る
- ブコは「目利き」より買い方を覚える
- 「これ何?」と聞くことから始める
- 鶏肉はどこで買う?
- ネイティブチキンと一般的な鶏肉
- 親子3人ならこのくらい
- 価格は「固定値」ではなく予算で考える
- DOSTの標準レシピでは1食₱50
- 現在の食材価格は市場で確認する
- 親子3人の予算を決めるなら
- まず香味野菜を炒める
- 鶏肉を加える
- ここでココナッツウォーター
- ココナッツウォーターだけで足りない時
- 青パパイヤを加える
- ココナッツの果肉
- チリリーフ
- 子ども用なら辛さは調整する
- 味付けはシンプル
- Magic Sarapを使う家庭もある
- 栄養面もかなり面白い料理
- 鶏肉でたんぱく質
- 青パパイヤもフィリピン生活で覚えたい
- ココナッツは飲み物だけではない
- ビナコルの味は「甘いだけ」ではない
- ティノラとの違いを知る
- 「郷土料理」と「家庭料理」は少し違う
- 本場のレシピが一つだけあるわけではない
- 昔はココナッツの殻や竹も使った
- 現代の家庭では普通の鍋でいい
- 市場で買い物をするときの英語
- 「half kilo」を覚えると便利
- 「今日食べるならどれ?」
- 鶏肉の鮮度も確認する
- ココナッツも買ったら早めに使う
- 子どもと一緒に作るなら
- 料理を英語学習に変える
- 親子留学では「生活英語」が大切
- 食費を管理する練習にもなる
- 日本食だけで生活しなくてもいい
- ビナコルは「フィリピンで暮らす料理」
- こんな日におすすめ
- 親子3人分・保存版レシピ
- 作り方
- 味のポイント
- ご飯との相性がいい
- 翌日の食事にも
- 親子留学中のお母さんに覚えてほしいこと
- 「料理を知る」ことは「土地を知る」こと
- ドゥマゲッティ生活の楽しみ方
- まとめ|ブコを見つけたらビナコルを思い出してみよう
ビナコルは普通の鶏スープとは少し違う
見た目だけを見ると、
「フィリピンの鶏スープかな?」
と思うかもしれません。
実際、調理方法はティノラに似ています。
鶏肉を炒め、
しょうがや玉ねぎなどを加え、
スープで煮込む。
ここまでは似ています。
しかし、ビナコルには大きな違いがあります。
それが、
「若いココナッツの水」
をスープに使うことです。
さらに、
「若いココナッツの果肉」
も加えます。
このココナッツウォーターと果肉が、ビナコル独特の自然な甘さと香りを作ります。
ビサヤ地方の料理
ビナコルは西ビサヤ地方、とくにイロイロやアクランなどとの関連が強い料理として知られています。
フィリピンの文化教育機関であるCulturEdでも、ビナコルはビサヤ地方の食文化として紹介されています。
また、Panlasang Pinoyもビナコルをビサヤ地方、とくにセブやイロイロで親しまれる料理として紹介しています。
つまり、
「フィリピンならどこでも同じように食べられている全国共通料理」
というより、
「ビサヤの食文化を知るための一品」
として見ると面白い料理です。
ドゥマゲッティで作る意味
ドゥマゲッティはネグロス島にあります。
ここで暮らしていると、
ココナッツ。
鶏肉。
パパイヤ。
レモングラス。
しょうが。
葉野菜。
など、フィリピンの家庭料理で使われる食材を比較的身近に見ることができます。
ドゥマゲッティの公共市場には、鶏肉、魚、野菜、果物、香辛料など、家庭料理に必要な食材が並んでいます。
つまりビナコルは、
「日本から特別な材料を取り寄せて作る料理」
ではありません。
現地で暮らしているからこそ作りやすい料理です。
材料の主役は「ブコ」
フィリピンで、
Buko(ブコ)
という言葉を覚えておくと便利です。
これは、
「若いココナッツ」
を指します。
フィリピンではブコジュースとして飲むこともありますし、果肉をデザートなどに使うこともあります。
ビナコルでは、このブコを料理に使います。
ココナッツウォーターをスープにする
日本人にとって、一番意外なのはここかもしれません。
「ココナッツの水を鶏スープに入れるの?」
と思います。
でも、これがビナコルの特徴です。
ココナッツウォーターには自然な甘みがあります。
そこに、
しょうが。
にんにく。
玉ねぎ。
鶏肉。
レモングラス。
などを合わせます。
すると、
甘み。
塩味。
鶏の旨味。
香味野菜の香り。
が組み合わさった、やさしいスープになります。
ココナッツミルクとは違う
ここは覚えておきたいポイントです。
ビナコルに使うのは、
「ココナッツミルク」
ではありません。
基本は、
「ココナッツウォーター+若いココナッツの果肉」
です。
そのため、一般的なギナタアン料理のような濃厚なココナッツミルク料理とは違います。
スープは比較的軽く、自然な甘みがあります。
材料は市場で探せる
親子留学中に作るなら、材料をすべてスーパーでそろえようとしなくても構いません。
むしろ、
「市場で探してみる」
ことをおすすめしたい料理です。
必要になる主な材料は、
鶏肉。
若いココナッツ。
青パパイヤ。
しょうが。
にんにく。
玉ねぎ。
レモングラス。
チリリーフ。
などです。
DOSTの標準レシピでも、鶏肉、ブコジュース、ブコ果肉、青パパイヤ、レモングラス、しょうが、チリリーフなどが使われています。
ドゥマゲッティ公共市場を知る
ドゥマゲッティの公共市場は、単に食材を買う場所ではありません。
地元の人が普段の生活のために利用する場所です。
市場には、
魚。
鶏肉。
豚肉。
野菜。
果物。
香辛料。
米。
など、家庭で使う食材が集まっています。
市場で買い物をすると、
「フィリピンの家庭が何を食べているのか」
が少しずつ見えてきます。
ブコは「目利き」より買い方を覚える
日本人が最初にブコを見ても、
「どれが良いココナッツなのか分からない」
と思います。
最初は無理に自分で判断する必要はありません。
市場で、
「For binakol」
と伝えて、
料理に使いたいと説明する方法があります。
フィリピンでは料理ごとに食材の使い方を理解している販売者も多いので、分からない時は聞いてみることが大切です。
「これ何?」と聞くことから始める
親子留学では、
「英語を完璧に話してから市場へ行く」
必要はありません。
むしろ、
“What is this?”
“How much?”
“For cooking.”
という簡単な英語から始めればいいのです。
子どもと一緒に市場へ行けば、
「英語を勉強する場所」
が学校だけではなくなります。
鶏肉はどこで買う?
鶏肉は、
公共市場。
スーパー。
精肉店。
などで購入できます。
市場では、
「どの部位をどれくらい買うか」
を相談できます。
親子3人なら、1kgを買って全部使う必要はありません。
500~700g程度から始めてもいいでしょう。
ネイティブチキンと一般的な鶏肉
本格的なビナコルでは、
Native Chicken
を使うレシピもあります。
フィリピンの在来鶏です。
ただし、在来鶏は一般的なブロイラーより肉質がしっかりしていることがあります。
その場合、
「煮込む時間」
が長くなります。
家庭で簡単に作るなら、一般的な鶏肉を使っても構いません。
親子3人ならこのくらい
今回の家庭向けレシピでは、
鶏肉:600~700g
若いココナッツ:1~2個
青パパイヤ:300g程度
玉ねぎ:1/2個
にんにく:3片
しょうが:親指大
レモングラス:1~2本
チリリーフ:ひとつかみ
塩またはパティス:適量
黒こしょう:少量
油:少量
を基本にします。
価格は「固定値」ではなく予算で考える
フィリピンの市場価格は、
季節。
天候。
供給量。
サイズ。
販売場所。
などで変わります。
そのため、
「鶏肉は必ず○○ペソ」
と覚えるのはおすすめしません。
むしろ、
「今日の夕食をいくらで作るか」
という予算で考えます。
DOSTの標準レシピでは1食₱50
フィリピン科学技術省(DOST)のFood and Nutrition Research Instituteが公開しているMenu Guide Calendar 2024では、チキン・ビナコルを1食あたり₱50として掲載しています。
ただし、これは2024年時点の標準的なメニュー計算なので、
「2026年のドゥマゲッティで必ず₱50」
という意味ではありません。
むしろ、
「公的な栄養・献立資料でも、比較的手頃な家庭料理として扱われている」
ことを知るための参考値と考えるのが適切です。
現在の食材価格は市場で確認する
2026年4月、Negros OrientalではDA、DTI、Provincial Agriculturist Officeなどが食品価格のモニタリングを強化していると報告されています。
燃料価格などの影響もあるため、食材価格は固定ではありません。
だからこそ、
「ネットに書かれた価格を信じて買う」
より、
「今日の市場価格を確認する」
という生活習慣を身につけるほうが重要です。
親子3人の予算を決めるなら
今回なら、
₱250~₱400程度
を一つの買い物予算の目安にしておくと考えやすいでしょう。
ただし、これは市場で買う量やブコの数、鶏肉の部位によって変わります。
また、
油。
塩。
しょうが。
にんにく。
などが家にあれば、新しく買う必要はありません。
つまり、
「料理一回分の材料を全部買う」
のではなく、
「家にあるもの+今日買うもの」
で考えるのが海外生活では現実的です。
そして、食費を抑えるには、材料そのものだけでなく「どこで買うか」を考えることも大切です。
ドゥマゲッティで食費を節約するなら「買う場所」を変える|市場・スーパー・ハイパーマーケットの賢い使い分け
まず香味野菜を炒める
鍋に少量の油を入れます。
にんにく。
玉ねぎ。
しょうが。
を入れて炒めます。
香りが出てきたら、
レモングラス。
を加えます。
鶏肉を加える
鶏肉を加えます。
表面を軽く焼きながら、
「しょうがやにんにくの香りを鶏肉に移す」
イメージです。
完全に火を通す必要はありません。
ここでココナッツウォーター
鶏肉の表面に火が入ったら、
若いココナッツの水
を加えます。
これがビナコル最大のポイントです。
ココナッツウォーターだけで足りない時
ココナッツウォーターの量が少ない場合は、
水
を加えて調整できます。
DOSTのレシピでも、ブコジュースに水を組み合わせています。
つまり、
「100%ココナッツウォーターでなければビナコルではない」
と考える必要はありません。
青パパイヤを加える
青パパイヤを食べやすい大きさに切ります。
スープに加えます。
青パパイヤは柔らかくなるまで煮ます。
フィリピンでは青パパイヤはスープ料理などにも使われる身近な食材です。
ココナッツの果肉
若いココナッツの果肉をスプーンなどで取り出します。
柔らかい果肉なら、
食べやすい大きさにして、
仕上げの段階で加えます。
これがスープの中で独特の食感になります。
チリリーフ
最後に、
Dahon ng Sili
チリの葉を加えます。
辛い唐辛子そのものではなく、
葉を使います。
DOSTのレシピでもチリリーフを使っています。
子ども用なら辛さは調整する
子どもが食べる場合、
唐辛子そのものをたくさん入れる必要はありません。
大人だけ辛味が欲しい場合は、
食卓で追加する方法もあります。
最初から家族全員分を辛くしないほうが便利です。
味付けはシンプル
基本は、
塩。
または、
Patis(パティス)。
そして、
黒こしょう。
程度で構いません。
ココナッツウォーター自体に自然な甘みがあります。
だから、
「調味料をたくさん入れて味を作る」
より、
「素材の味を残す」
ほうがビナコルらしくなります。
Magic Sarapを使う家庭もある
フィリピンの家庭料理では、
Magic Sarap
などの調味料を使う家庭もあります。
ただし、今回のビナコルでは、
ココナッツウォーター。
鶏肉。
しょうが。
レモングラス。
などの風味を楽しむことを優先してもいいでしょう。
最初は薄味にして、
最後に味を調整する。
これが家庭では扱いやすい方法です。
栄養面もかなり面白い料理
DOST-FNRIの標準レシピでは、チキン・ビナコル1食分について、
312 kcal
たんぱく質17.4g
脂質18.9g
炭水化物18g
食物繊維2.7g
カルシウム18%
ビタミンA 33%
鉄23%
ビタミンC 42%
という栄養情報が示されています。
これは19~29歳男性のPDRIを基準にした資料上の数値なので、個人の必要量とは異なります。
それでも、
「鶏肉だけの料理」
ではなく、
鶏肉+パパイヤ+ココナッツ+葉野菜
という複数の食材を組み合わせることで、栄養面にも幅が出ることが分かります。
鶏肉でたんぱく質
鶏肉は、
たんぱく質
を摂るための主要な食材です。
成長期の子どもにとっても、毎日の食事でたんぱく質を確保することは大切です。
ただし、
「この料理だけ食べれば栄養は完璧」
という考え方ではありません。
ご飯や他の料理と組み合わせて、一日の食事全体で考えます。

青パパイヤもフィリピン生活で覚えたい
日本人にとって、
「パパイヤ=甘い果物」
というイメージが強いかもしれません。
しかしフィリピンでは、
青いパパイヤを料理に使います。
これを知るだけでも、
「果物だと思っていたものが料理になる」
という食文化の違いが見えてきます。
ココナッツは飲み物だけではない
フィリピンで生活していると、
ココナッツは非常に身近な存在です。
ジュースとして飲む。
果肉を食べる。
デザートにする。
料理に使う。
など、使い方がいろいろあります。
ビナコルは、
「ココナッツを料理のスープに使う」
という発想を知る良い料理です。
ビナコルの味は「甘いだけ」ではない
初めて食べると、
「ココナッツだから甘いのかな?」
と思うかもしれません。
でも実際には、
鶏肉の旨味。
しょうがの辛味。
レモングラスの香り。
塩味。
ココナッツの自然な甘み。
が組み合わさります。
そのため、
「甘い鶏スープ」
という単純なものではありません。
ティノラとの違いを知る
フィリピンで暮らすなら、
Chicken Tinola
も覚えておくと面白いでしょう。
ティノラとビナコルは見た目が似ています。
どちらも、
鶏肉。
しょうが。
葉野菜。
などを使います。
大きな違いは、
「ビナコルではココナッツウォーターとココナッツ果肉を使う」
ことです。
この違いを知るだけで、フィリピン料理への理解が一段深くなります。
「郷土料理」と「家庭料理」は少し違う
ビナコルについて調べると、
「イロイロ料理」
「アクラン料理」
「ビサヤ料理」
など、いろいろな説明があります。
実際、地域や家庭によって材料や作り方には違いがあります。
例えば、
青パパイヤを使う。
ウポを使う。
葉野菜を変える。
鶏肉の種類を変える。
などです。
これもフィリピン料理の面白さです。
本場のレシピが一つだけあるわけではない
家庭料理の場合、
「これが唯一の正解」
と考えないことも大切です。
CulturEdの文化資料でも、ビナコルについて伝統的な調理法やココナッツを使う特徴が説明されています。
一方で、現代の家庭料理では鍋を使って作る方法が一般的です。
つまり、
「家庭で作りやすい形に変化している」
ことも自然なことです。
昔はココナッツの殻や竹も使った
ビナコルには、
竹筒。
ココナッツの殻。
などを使って調理する伝統的なスタイルがあります。
これは単なる演出ではありません。
昔のフィリピンでは、身近にある素材を調理器具として利用していました。
こうした背景を知ると、
「なぜココナッツ料理なのか」
ということも少し見えてきます。
現代の家庭では普通の鍋でいい
親子留学中に、
「本場と同じように竹筒で作らなければ」
と考える必要はありません。
普通の鍋で十分です。
大切なのは、
「料理の背景を知りながら作る」
ことです。
市場で買い物をするときの英語
親子で市場へ行ったら、
“How much is the chicken?”
“How much is one buko?”
“How much is the papaya?”
“How much for half kilo?”
などを使ってみましょう。
全部完璧に話す必要はありません。
数字を聞く。
商品名を聞く。
買う。
これだけでも実践英語になります。
「half kilo」を覚えると便利
フィリピンの市場では、
half kilo
という言い方が非常に便利です。
「500gください」
という買い方です。
肉や魚を買う時にも使えます。
親子留学のお母さんなら、ぜひ覚えておきたい表現です。
「今日食べるならどれ?」
市場で、
“Which one is good for today?”
と聞いてみるのもいいでしょう。
販売者との会話から、
「今日食べるならこれ」
という感覚を教えてもらえることがあります。
これは日本のスーパーで買い物をするのとは少し違う、
「人と会話しながら買う」
という市場文化です。
鶏肉の鮮度も確認する
鶏肉は、
色。
におい。
保存状態。
などを確認します。
暑いフィリピンでは、
「購入後すぐに持ち帰る」
ことも大切です。
買った後に長時間常温で持ち歩かないようにします。
ココナッツも買ったら早めに使う
若いココナッツは、
「いつでも冷蔵庫に入れておけば何日でも大丈夫」
と考えるのではなく、
できるだけ新鮮なうちに使います。
特に、
ココナッツウォーターのにおい。
果肉の状態。
などを確認してください。
子どもと一緒に作るなら
この料理は、
「材料を切る」
「葉を洗う」
「ココナッツの果肉を取る」
など、子どもが参加できる部分があります。
もちろん包丁や熱い鍋を扱うところは大人が担当します。
子どもには、
「この野菜は英語で何?」
「これはフィリピンでは何て言う?」
と質問してみます。
料理を英語学習に変える
例えば、
Chicken
Coconut
Papaya
Ginger
Garlic
Onion
Lemongrass
Salt
Pepper
という単語を覚えます。
そして市場で実際に使います。
料理をすると、
“Cut the papaya.”
“Wash the vegetables.”
“Add the chicken.”
など、動作を表す英語も覚えられます。
親子留学では「生活英語」が大切
英語学校では、
文法。
単語。
リスニング。
スピーキング。
を学びます。
でも、
「今日の夕食を作る」
という場面では、
もっと実用的な英語が出てきます。
買い物。
値段。
数量。
食材。
注文。
確認。
こうした言葉は、実際の生活で使う機会が多いものです。
食費を管理する練習にもなる
ビナコルを作る時、
「今日は全部でいくら使った?」
とメモしてみます。
例えば、
鶏肉 ₱○○
ブコ ₱○○
パパイヤ ₱○○
野菜 ₱○○
調味料 ₱○○
合計 ₱○○
と書きます。
1か月続けると、
「自分たちの家族が一食にどのくらい使うのか」
が見えてきます。
日本食だけで生活しなくてもいい
親子留学では、
「日本食を食べないと子どもが困る」
と考える家庭もあるでしょう。
もちろん、無理に現地料理だけにする必要はありません。
ただ、
現地の料理を週に1~2回取り入れるだけでも、
食費。
食文化。
食材。
英語。
買い物。
の経験が増えます。
ビナコルは「フィリピンで暮らす料理」
今回、この料理を紹介したい理由は、
「珍しいフィリピン料理だから」
だけではありません。
むしろ、
鶏肉を買う。
ブコを買う。
青パパイヤを買う。
市場で値段を聞く。
家で料理する。
家族で食べる。
という流れそのものが、
「フィリピンで生活する」
という経験になるからです。
こんな日におすすめ
・鶏肉を買った日
・ブコを見つけた日
・ココナッツウォーターを料理に使ってみたい日
・あっさりした家庭料理が食べたい日
・子どもと一緒に料理したい日
・市場で買い物をしてみたい日
・ビサヤの食文化を知りたい日
親子3人分・保存版レシピ
【材料】
鶏肉:600~700g
若いココナッツ:1~2個
青パパイヤ:300g程度
玉ねぎ:1/2個
にんにく:3片
しょうが:親指大
レモングラス:1~2本
チリリーフ:ひとつかみ
水:必要に応じて
塩またはパティス:適量
黒こしょう:少量
油:少量
【予算】
約₱250~₱400程度を一つの目安にする。
※市場・スーパー、鶏肉の部位、ブコの大きさ、時期などによって変動します。
【調理時間】
一般的な鶏肉なら約40~50分。
在来鶏を使う場合は、肉が柔らかくなるまでさらに時間が必要になることがあります。
【難易度】
★★☆☆☆
作り方
① にんにく、玉ねぎ、しょうがを油で炒める
② レモングラスを加える
③ 鶏肉を加えて表面を軽く炒める
④ ココナッツウォーターを加える
⑤ 青パパイヤを加えて煮る
⑥ 鶏肉が柔らかくなるまで煮込む
⑦ ココナッツの果肉を加える
⑧ チリリーフを加える
⑨ 塩またはパティス、黒こしょうで味を整える
⑩ 温かいご飯と一緒に食べる
味のポイント
ビナコルは、
「濃い味にする」
料理ではありません。
ココナッツウォーターの自然な甘み。
鶏肉の旨味。
しょうがの香り。
レモングラスの爽やかさ。
この組み合わせを楽しみます。
ご飯との相性がいい
スープだけでも食べられますが、
フィリピンの家庭料理として考えるなら、
「ご飯+ビナコル」
という組み合わせがおすすめです。
スープを少しご飯にかけながら食べると、
自然な甘みのあるスープとご飯がよく合います。
翌日の食事にも
たくさん作った場合は、
保存方法と温度管理に注意しながら、
翌日の食事に回すこともできます。
ただし、鶏肉料理なので常温放置は避け、
早めに冷まして冷蔵保存し、
食べる時には十分に再加熱してください。
親子留学中のお母さんに覚えてほしいこと
海外生活で大切なのは、
「日本と同じ生活をそのまま再現する」
ことだけではありません。
現地で手に入るものを知る。
現地の価格を知る。
現地の料理を知る。
現地の人に聞く。
そして、自分の家庭に取り入れられるものを選ぶ。
これが生活を楽にしていきます。
「料理を知る」ことは「土地を知る」こと
ビナコルを知ると、
ココナッツ。
青パパイヤ。
レモングラス。
チリリーフ。
などの食材にも興味が出てきます。
すると、
「この食材は他の料理ではどう使うの?」
という疑問が出てきます。
そこから、
フィリピン料理。
ビサヤ料理。
市場文化。
農業。
漁業。
まで興味が広がっていきます。
ドゥマゲッティ生活の楽しみ方
ドゥマゲッティで生活するなら、
観光地だけを見る必要はありません。
朝、市場へ行く。
魚を見る。
野菜を見る。
ブコを買う。
鶏肉を買う。
家に帰る。
料理する。
家族で食べる。
こういう普通の日が、実は海外生活の一番面白い部分だったりします。
まとめ|ブコを見つけたらビナコルを思い出してみよう
チキン・ビナコルは、
鶏肉をココナッツウォーターで煮る、
ビサヤ地方らしい家庭料理です。
普通の鶏スープと似ていますが、
「若いココナッツの水と果肉」
を使うことで、独特の自然な甘みと香りが生まれます。
DOST-FNRIの資料でも、
1食312kcal。
たんぱく質17.4g。
食物繊維2.7g。
ビタミンA 33%。
ビタミンC 42%。
などの栄養情報が示されています。
もちろん、この数値は標準レシピに基づくもので、実際に家庭で使う材料や量によって変わります。
そして、この料理の一番面白いところは、
「料理そのもの」だけではありません。
市場でブコを探す。
鶏肉を買う。
青パパイヤを探す。
値段を聞く。
英語を使う。
家に帰って料理する。
家族で食べる。
この一連の体験そのものが、
「フィリピンで暮らす」
ということにつながります。
親子留学は、
学校で英語を学ぶだけではありません。
その土地で、
買い物をして、
料理をして、
食事をして、
人と話して、
生活する。
その全部が学びになります。
ドゥマゲッティの市場で若いココナッツを見つけたら、
「今日はビナコルを作ってみよう」
と思い出してみてください。
日本ではなかなか経験できない、
「ビサヤの家庭料理を家族で作る一日」
になるかもしれません。
親子留学では、現地ならではの料理を親子で味わうことも、海外で暮らす楽しみの一つです。
チキン・ビナコルのようなビサヤ地方の家庭料理を作ってみることで、食事を通して現地の文化に触れることができます。
こうした食事や料理の時間だけでなく、学校、買い物、親子で過ごす時間まで含めて、ドゥマゲッティでの一日の生活を具体的にイメージしたい方は、
「親子留学の1日ってどんな感じ?ドゥマゲッティでの生活を紹介」 も参考にしてください。


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